伊藤さとしのプライムフィッシング。その日その釣り場で最良の釣りを目指す。1か月をメドに釣り方、エサ紹介など、実釣を交えて解説する第5回。今回のテーマは「真冬でも浅ダナセット?」。冬に強いと言われる段差の底釣り・チョウチンセットではなく、浅ダナを選択。一見不利に見えるが、条件さえクリアすれば速効性を持つこの釣りの長所が生きてくるはずだ。今号はこの釣り方の選択条件について考えてみる。
やるには条件がある!!
「それも直近の釣果だろうね。ここ数日浅ダナで釣れているなら強いメッセージになる。あとは天候の急変かな。雪代が入って底水が極端に冷えてしまったとか、晴天無風で上層の水温が上がりやすいと予想できる。そんなときはやってみる価値は大いにあるはず。
ただしこれは釣り方に関係なくだけど、真冬はやり切る精神が大切なんだよね。盛期に比べてアタリ出しは遅くなるし、アタリの持続性も少ない。そのようななかでもエサを打ち切る。そういう強い意志がないと、真冬の魚を攻略するのは難しい。」
では、次号からは釣り座に入ってからの話を聞かせてもらいます。
次回も「真冬でも浅ダナセット?③」です。
<週刊へらニュース 伊藤 さとし /TSURINEWS編>