東京湾ですっかり定着した人気ターゲット・サワラ。今年は7月末から釣果が聞かれ、9月中旬から新群れが入った。9月14日(土)、東京湾原木中山の林遊船から7時に出船。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)
最新東京湾サワラ攻略法・応用編
3年ほど前から、「高速で巻くだけで釣れる」と一気に人気になったのがタングステン製ジグ。
とにかくシルエットが小さく、超高速巻きでも安定した泳ぎのため、「初心者でも頑張って投げ続ければ貴重な1尾を手にできる」と、現在もほぼ全員がメインルアーにしているほど。
現在は各社から、さまざまなブレードジグが出ており、どれも一日中投げていれば数回のアタリが出る可能性は高いが、より多くアタリを出すためには、なるべく遠くへ投げ、なるべく速く巻く必要性がある。
お勧めのタックルは、7ft前後でバットがしっかりしたもの。バイトが出た際、はじかずにティップがある程度曲がるシーバスロッドなどが好適。
短かかったり、軟らかすぎると、飛距離が出なかったり、フッキングが甘くなり、せっかくアタってもバラシの原因となることが多い。
逆に長すぎたり、硬すぎると、取り回しが悪く、アタってもフッキングできない原因となる。
さらに、リール性能も重要。ブレードジギングでは、とにかくサワラに見切られずに速く巻くことが大切なので、具体的には、3000~4000番クラスで一回転70~80cm巻けるリールより、5000~6000番サイズの110cm前後を巻き取れるリールのほうが、経験的にアタリが多く出ると感じている。
ヘビーウェイトなジグが有効
さらに、最近私の釣果に貢献しているのは、鉛製60gのヘビーウェイトな、少しシルエットが大きいブレードジグ。
理由は、一昨年からはほぼサワラのハネやナブラがなくなり、魚探で確認しても、イワシなどのベイトを表層に追い詰めて食べる習性から、底や中層で捕食するように変化しているように感じているから。
こうなると、「いかに遠くに投げて、宙層から下のバイトゾーンで長くアピールできるか」がカギとなるので、これまでメインとしていた、30~40gより、より重い50~60gのブレードジグが有効となる。
さらに、最近のメインベイトのイワシが7~10cmと大きくなっていることから、この重さと大きさのルアーがキモとなっていると感じている。
例年通りだと、今後気温が下がるとますます期待大なので、ぜひ価値ある1尾を手にしてほしい。
<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>