2018年は中紀のイシダイ釣りが好調だった。しかし、冬型の気圧配置の日が多くなってからは、なかなかサオ出しできるチャンスに恵まれなくなってきた。12月11日、珍しく冬型気圧配置が緩むとの予報が出た。「これはチャンス」とばかりに、釣友の前勉さんを誘って大引へ出かけることにした。
大満足の釣果!
石物のアタリはここから、間隔を置いて出るようになってきた。引き潮にかわってからもアタリは続く。毎日のようにイシダイ師に攻めたてられているからか、なかなかハリに乗ってはくれない。
根気よくエサ打ちを繰り返しながら攻めていく。納竿時間を午後2時に予定していたので、それまでじっくり粘り、結局私がイシガキ1匹とイシダイ2匹、前さんはイシダイ3匹の釣果となった。
「もう冬、これだけ釣れれば十分やで」と前さん。
よくよく考えてみれば1回アタリが見られれば上等と言われている磯のイシダイ釣りだ。
もう冬磯だというのに二人で6匹の石物が食ってきてくれたのだから文句は言えないだろう。いや感謝すべきと言ってもいいのかも。
冬型気圧配置の緩んだ一日、たっぷりと磯底物のアタリを楽しませてもらって帰路についた。
大引のイシダイはアタリの感覚から推察すればまだまだ狙えそうな雰囲気だった。
<週刊つりニュース関西版 APC・木村俊一/TSURINEWS編>
上野渡船