ココが危険!オニカサゴの4つのトゲ!処理法と生態〜釣り方のキホン

ココが危険!オニカサゴの4つのトゲ!処理法と生態〜釣り方のキホン

「釣って楽しい!」「食べて美味しい!」オニカサゴ。その生態と、基本的な釣り方やタックル、そして、注意すべきトゲの位置や処理方法を解説します。

アバター画像 TSURINEWS編集部

船釣り エサ釣り

オニカサゴ釣りでのタナ取り

ココが危険!オニカサゴの4つのトゲ!処理法と生態〜釣り方のキホンタナ取りのイメージ図

オモリが着底したら、素早くイトフケを取る

タナは底からハリスの長さ分を目安で50cm~2m前後。

潮が速ければ低め、緩ければ高めに。

下バリが底スレスレになるようなイメージ。

船が流れていくと、水深は刻々と変化する。

急なカケアガリだったり、潮流が速い時は、より早いペースで底を取り直す。

図にあるように、これを怠るとエサが底から離れすぎたり、根掛かりが多発してしまう。

オニカサゴ釣りの誘い

ココが危険!オニカサゴの4つのトゲ!処理法と生態〜釣り方のキホン仕掛けの底ダチとタナに気をつけよう

竿先をゆっくりと大きく上下。

キビキビと動かす必要はない。

大流しで狙う場合は、10mくらい巻き上げてから再び落とし込む。

エサが新しいところに入ることで、魚に遭遇する確率を高める。

釣果に大きな差が出るので、1つの誘いに固執せず様ざまな誘いを試そう。

日によってどの誘いが有効かも変わってくる。

オニカサゴのアタリ~取り込み

意外と小さいアタリが多い。

アタリがあったらゆっくりと聞き上げ、ヒットしたら低~中速くらいで巻き上げる。

水圧に強く、海面に上がるまでに強い抵抗をみせるので引きや波の動きに合わせて対応。

ハリを外し、船縁などに置いてしまうと口を閉じてしまうので、ハリスをもって逆の手で下あごをつまむ「バス持ち」をしてしまえば手を離さない限り安全。

ただし、歯が細かくザラザラしているので、タオルなどでつかむといい。

この釣りでもっとも注意したいのがトゲ。

楽しい釣りが痛い思い出にならないように、以下を参考にくれぐれも注意してほしい。

オニカサゴのトゲ

以下の画像で説明しよう。

特に顔の周りのエラブタや尻ビレ部分は処理を忘れがち。トゲ先端の透明な部分をカットする

ココが危険!オニカサゴの4つのトゲ!処理法と生態〜釣り方のキホンこれらのトゲに刺さらないよう十分に気をつけよう

トゲが刺さると

激痛に腫れとしびれを伴う。

半日程度で治まったという人もいれば、数日間苦悶した人も。

甘く見ずに、用心を重ねることが大事だ。

トゲの処理方法

大きめのキッチンバサミや、ニッパーなどで確実にカットする。

処理したトゲでも、刺されば同様の症状がでるため、カットしたトゲを船上でそのままにしておくと、ほかの釣り人に刺さってしまう可能性もある

船外で処理して、船上にトゲを残さないこと。

刺さった場合は

どんなに用心しても刺さってしまった場合は、火傷しない程度のお湯で患部を温める。

温めることで、毒の成分のタンパク質が固まり痛みが軽減される。

電気ポットを積んでいる船も多いので有無を確認しておくといいだろう。
どうしてもひどい場合は病院へ。

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2018年12月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。