師走の声を聞くと一気に伊勢湾周辺のジギングがにぎやかになる。そう、ジギングの花形スターであるブリやワラサが伊勢湾口に集結し、一年で最も熱いシーズンを迎えるのだ。今回はジギンガーを魅了してやまない大型青物に的を絞って伊勢湾ジギングを説明したい。
伊勢湾ジギングの使用ジグ
ジグは総じて100~200gを用意したい。攻めるポイント、その日の潮や船の流れ方、そしてパターンによって使い分けていく。
まず用意したいのが、タチウオパターン用のシルバー系のロングジグ。
重さは200gが基準だ。
リスキー、ゼロワンセミロング、マサムネなどがそうだ。
そしてサッパやゼンメパターンに有効な平型のジグ。
これはスロー系のジグそのものだ。クイックゼロワン、ジャックアイスローなど。重さは150~200g。
そして忘れてはいけないのがタングステンだ。
高価だがサッパやゼンメパターンでも十分威力を発揮する。TGベイト、ノブナガ、ヒデヨシが人気。
タングステンだけでなく、通常のジグも有効。
重さは100~150g。
フックが最重要!
そして最も大事なパーツがフックだ。
基本的にジグの大きさに合わせていくが、できるだけ強度があり細軸のものを選びたい。
200gのロングジグであれば、5/0~6/0のフックをフロントに1本。
フックがジグの3分の1の位置にくるようフックハリスを調整する。
場合によってはテールにも同じサイズのフックを1本。
この場合、フックハリスは短めに。
スロー系の平型ジグならフロント、テールにハリが2本のタンデムフックを装着する。
まとわりついてきた青物の口周りにハリを絡めるイメージだ。
タングステンや鉛のノーマルジグの場合は、上下にタンデムフックを付けるが、フックハリスはやや短めに。
上下のフックが干渉しない長さでセットする。
参考までにフックセッティングの例を挙げておこう。
ロングジグ…リスキーⅠ200gの場合、フロントにバーチカルヘビー5/01本。フックハリスは4~5cm。
平型ジグ…ジャックアイスロー200gの場合、フロントとテールにそれぞれジガーライトシワリ4/0のタンデムフック。フックハリスは細めのものを。
タングステン…ダイワTGベイト120gの場合、フロントとテールにそれぞれふかせバリ18号、キンリュウスズ伊セ尼18号のタンデムフック。フックハリスは短めに2cm。