最近、効果的な印象も強い「ケイムラ」ですが、エギにワームにとよく見かけるフレーズとなり、もはやルアーでは、スタンダードになりつつある印象も……。今回は、筆者の18番である「切腹アジング」によるケイムラの恩恵調査の様子を、ホゲて切腹になるのかならないのかを、ご紹介致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松永一幸)
時合到来で連続ヒット
一投目のヒットから、スローなアクションに定期的にアタリが有り、釣れ続く状態へ……。
これは「パターンを掴んだと同時に地合いが到来した」と判断し、アクションを変えずに攻めて行きます。パターンと言うより、どうもワームのアピール力が強い雰囲気です。
無念のフックアウト
筆者の立ち位置から、左へ少し速い潮流が発生し、その先で潮目が出来ているのを発見しました。少し作戦変更です。その少し速い潮の流心へ、ドリフトさせながら送り込む作成へ切り替えてみます。
イメージとしては、中層を「張らず緩めず」で流していく感じでしたが、ちょっとラインテンションを掛け過ぎてしまい、「狙っていたレンジから外れてしまった!」と後悔したその瞬間に、ちょっと弱めの反響音が手元に返って来ました。ヒットです!
凄い走りで、潮流に乗っている事もあり、かなりロッドがしなります。バーブレスフックのジグヘッドの為、やり取りはテンションを掛けっぱなしで行います。足元で魚影を拝むと、推定30cmのアジが浮いて来ました。
しかし、次の走りに対応出来ず、フッキング箇所が緩んだ様で、無念のフックアウト。逃した魚はデカい……。
潮が変わり小型が連続ヒット
良型をバラした事もあり、このポイントで粘ってみる事にします。タイドグラフを確認すると、丁度上げ潮になった頃合いの様で、一旦静かになっていたポイントも、少しずつ流れが出て来ました。
活性が高まっているのか、アジのボイル音が聞こえて来ました。これはチャンス再来とテンションが上がります。アクションは投入後、「カウント0」でサビいてゆっくりと出来る限り表層を誘う感じです。
すると、早速のヒット!「お帰り~」と釣れたアジに挨拶すると、少し小振りになっている様子。これは小型の群れが入ったのだと判断し、朝マズメも終了の時刻を迎えた為、ここで納竿としました。
まとめ
「ナチュラル系」や「夜行系」と多種多様なカラーバリエーションのあるワームですが、今回は、ケイムラ縛りとは言え、カラーがどハマりしたと考えても、この釣れ方は大釣りしたと感じます。ケイムラの恩恵はかなり大きいと言った印象の釣行でした。釣果の写真は6匹ですが……。
実は、おねだり猫の「ニャー」との呼びかけと、スリスリのアクションで根負けし、大きいのを1匹渡してしまったので、足りないことをご報告しておきます。それにしても……。「ケイムラのマシマシ」お勧めです。
<松永一幸/TSURINEWSライター>