春の陽気が感じられた平日の午後。午前中で仕事を切り上げて用務があったので午後休を取得した。用務自体は意外と早く終わり時計を見るとまだ15時半であった。この時間なら十分に夕マズメに間に合う。貴重な平日の夕方である。釣りに行くっきゃない!という事で気になっていたポイントへ行くことにした。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
大阪・泉州エリアでアジング釣行
気になっていたポイントは昨年の12月以来行っていなかったポイントで、例年春の声が聞こえる頃にアジが入って来る事は知っていた。それこそ3年前は尺クラスのアジも入って来ていて一時的にフィーバーしていた場所だ。今年はまだ釣果が聞こえて来ないが釣りはトライ&エラー。チャレンジしたもの勝ちだ。
期待を持ちつつポイントへ移動した。しかし期待とは裏腹にポイントには先行者は0名。おまけに昨日の雨の影響か多少の濁りと北西からの強い風。これはエラーかも……。不安を抱きつつ水深のあるポイントに入りスタート。
1g~1.3gのジグヘッドで中層~ボトム付近のアジを探すがまったくアタリが出ない。そうこうしている間に時刻は18時前で常夜灯が灯りはじめた。そこで水深のあるポイントは諦めてライト周りへ移動する事にした。
常夜灯周りで豆アジがヒット
移動したポイントは比較的水深は浅く、底は砂地。秋の時期には連発出来るポイントである。先ほどより風は弱く感じられるがラインが風を孕んでしまうので1gのジグヘッドで風に向けてキャスト。風を背中に背負うより風に向かって投げる方が実はラインスラッグは少なくて済む。
ライトの明暗~水深が少し変わる場所まで投げてカウントを入れてサビくと小さなアタリ、そのまま合わせるとティップが少し入る程度の引き。やった!ヒット!ゆっくり寄せ抜き上げると、15cm程の豆アジ。やっぱりアジは入っていた。サイズは小さくとも値千金のアジであった。この状況で釣れた事が嬉しかった。しかし、この後この場所ではヒットせず、移動とした。
湾奥のポイントへ移動
車に乗って次のポイントへ移動。湾奥で所々に常夜灯があり、秋ごろには鉄板の場所である。スタートは最も常夜灯が明るい場所で水深も深い場所に入る。しかし、レンジを変えながら撃ち続けるがアタリは出ない。まだ早かったかなと思いつつ、ちょっと港の入口に近い常夜灯の周りへ移動。先ほどの奥より風が強いが何とかラインメンディング出来るくらいである。
ジグヘッドは0.8gのタングステンジグヘッドにしてフルキャスト。15カウントまで入れて誘うだけのアクションを入れる。巻いてしまうと寄り過ぎてしまうので巻きは最小限に抑える。明暗の境まで来た時にアタリが出た。合わせるとアジの引きだ。やはり入っていた。自分の考えとアジの動きの答えが合った事が嬉しい。
次の一投もヒット!連続ヒットできるかと思いきや、次のヒットは重厚感のあるファイトでどんどんドラグが出る。浮き上がってきたのは漁港ではなかなか釣れないサイズのメバル。しかしこのメバルが釣れた後からアジのアタリは無くなり風も強くなってきたタイミングもあり納竿とした。
今回の調査では確実に魚は動いておりいわゆる春爆とも言える状況が起こるまでカウントダウン寸前といえよう。泉州エリアの春は近い。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>