船イサキ釣りで脂乗り抜群の居付き個体を狙う【静岡】ゲストも多彩で好土産に

船イサキ釣りで脂乗り抜群の居付き個体を狙う【静岡】ゲストも多彩で好土産に

3月28日、静岡県の福田港からイサキ釣りに出船した。この時期のイサキ釣りはあまり知られておらず、数は望めない。5月ごろから本格的に始まる乗っ込みイサキと違い、居着きイサキ、越冬イサキとも呼ばれ、脂が乗っていて味が良い。

静岡県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース版APC・酒井栄治)

アバター画像 TSURINEWS編集部

船釣り エサ釣り

イサキ釣りで福田港から出船

午前6時出船なので午前3時に東浦町を4人で出発。国道23号線から150号線に入り、5時30分に港に到着した。

6人と聞いていたが、相乗り客が6人いて計10人。久しぶりの釣り日和だったので人が集まったのだろう。席順は右舷ミヨシから入って私は4番目となった。

午前6時に出船したが、釣り開始は7時からと決められているのでまだ1時間あるし、波がなく風もない申し分のない釣り日和。これならゆっくり支度ができそうだ。

船イサキ釣りで脂乗り抜群の居付き個体を狙う【静岡】ゲストも多彩で好土産に当日の釣り風景(提供:週刊つりニュース版APC・酒井栄治)

サオは両隣が2.4mなので絡み防止のために3mを使用した。テンビン仕掛けは4~5mの3本バリ、オモリ100号。エサはマキエサもサシエサもオキアミを使った。

やがて時間がくると、「タナ20mでやって」とアナウンスが入った。すぐに仕掛けを投入する。仕掛けの長さの半分ほど余分に落とし、即タナに合わせる。間合いを置いて2度ほどシャクってアタリを待つが……。

ダブル&トリプルでゲット

移動して今度のタナは25m。同じようにやると、前アタリがありアワせると強い引き。ゆっくり巻き上げてくると引きはさらに強くなる。慎重に手繰り上げると型のいいイサキがダブルで掛かっていた。無事取り込めて幸先がいい。

大急ぎで投入すると、今度は先ほどよりもさらに強い引きと重さ。2匹取り込むと、まだ下に1匹いてトリプルだ。次は1匹だったが、ここで上げてとアナウンスがあり移動となる。他の人は釣れなかったようだ。

船イサキ釣りで脂乗り抜群の居付き個体を狙う【静岡】ゲストも多彩で好土産にイサキ釣りで本命確保(提供:週刊つりニュース版APC・酒井栄治)

それからは移動の繰り返し。浜岡原発を越えて御前崎の漁場かと思うところまで行って何カ所か回ったが、やはり単発。元のポイント近くに戻った。

3月は天候が良くなく当日を含めて出船は4~5回とか。今月はこれで終わりそうだと話していたので、ポイント探しの都合もあったのかもしれない。しかし、今までに土産なしで帰ったことはなく、どこかでつじつまを合わせてくれるので信頼している。

ゲストにアオハタ

元のポイントでもボツボツと釣れだし、正午すぎに沖上がりとなった。

サオ頭は常連の碧南市の小島さんでイサキ25匹と大ダイ。私はイサキ20匹と小ダイ2匹。仲間はイサキ9~12匹だった。型が良いからと思いたいが、やはりもう少し釣れてくれたらと思ってしまう。左舷の人たちはマダイやシマアジ、ハタなどいろいろ釣っていた。仕掛けの長さは6mとのことなので、それが影響しているのかもしれない。

船イサキ釣りで脂乗り抜群の居付き個体を狙う【静岡】ゲストも多彩で好土産に2kg級アオハタも浮上(提供:週刊つりニュース版APC・酒井栄治)

帰ってから調理すると、やはり腹には白い脂がいっぱい。配った先では、きっと喜んでくれると確信している。乗っ込みイサキが始まる前に、もう一度挑戦したい。

<週刊つりニュース版APC・酒井栄治/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
出船場所:福田漁港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年4月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。