堤防穴釣りで25cm頭に良型カサゴ連打【三重】ブラクリ仕掛けにイカ短で挑戦

堤防穴釣りで25cm頭に良型カサゴ連打【三重】ブラクリ仕掛けにイカ短で挑戦

ひと雨ごとに春めく3月22日、三重県鈴鹿市の消波堤にカサゴを求めて釣行した。連日20cmを超える良型カサゴ(通称デカサゴ)が1人あたり15匹ほど釣れている。春の陽気に当てられ、海水温の上昇とともに高活性の個体が増えているようだ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

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海釣り 堤防釣り

鈴鹿沖消波堤でカサゴ釣り

当日の天候は晴れ。気温7度、風速5mと春の暖かさから冬のように底冷えする寒さとなった。午前11時の干潮を狙い、10時にかがやき渡船で出港。10時10分に下船して釣りを始めた。

サオ・シマノハイパワーX166MH、カウンター付き両軸リール・シマノBB151DHHG、ライン・シーガーPEラインX8の1号、リーダー・トヨフロンLハード4号、仕掛けはハヤブサ目玉ブラクリ8号、エサはイカの短冊。安全対策として固定式ライフジャケットを装着した。

堤防穴釣りで25cm頭に良型カサゴ連打【三重】ブラクリ仕掛けにイカ短で挑戦当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

1つの穴に30秒!次々移動し手返し勝負

釣行当日の海の状況は最悪。前日に雪が降った影響で川から冷たい水が海に流れ出していた。こういう場合、極端な温度変化を嫌うカサゴは沖の深場か障害物の奥底にじっと潜むので狙うのは困難だ。かなり厳しい展開を覚悟して挑んだ。

堤防穴釣りで25cm頭に良型カサゴ連打【三重】ブラクリ仕掛けにイカ短で挑戦釣り場風景(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

釣り場は直径2mの巨石が150mにわたり直線で並ぶ。海底から何段も積み重なっており、頂上の高さは海抜3mほど。至る所に点在する隙間がポイントになるが、波消堤ブロックのように形状の規則性がない。そのため隙間の広さと深さは手探りで見極める必要があり、経験を要する。

まずはポイント開拓も兼ねて南の端から北に向かって外海側に仕掛けを落としていく。1つの穴にかける時間は30秒ほど。10秒ほどサオを上下させて誘い、20秒アタリを待つ。反応がなければ次の穴に移動して手数を増やした。

堤防穴釣りで25cm頭に良型カサゴ連打【三重】ブラクリ仕掛けにイカ短で挑戦次々と手返し勝負(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

渋い状況の中22cmデカサゴゲット

釣行開始から1時間、全くアタリのないまま時間だけが過ぎた。カサゴはどこ?そんなことを考えながら足早に移動を繰り返す。気づけば折り返し地点である北の端に到達していた。ここは流れが速いポイントなので狙いを定めて素早く穴に仕掛けを落とし込む。

堤防穴釣りで25cm頭に良型カサゴ連打【三重】ブラクリ仕掛けにイカ短で挑戦目玉ブラクリ+イカの短冊(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

するとフォール最中にサオ先が何度も引き込まれる確かな感覚が。レンジをキープしてフッキングのタイミングを図る。サオ先が沈み込んだ瞬間にフッキングさせると、鉛の手錠をはめたような重みが襲いかかってきた。

堤防穴釣りで25cm頭に良型カサゴ連打【三重】ブラクリ仕掛けにイカ短で挑戦1匹目ヒットシーン(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

良型カサゴのいい引きだ。根に潜られると回収が困難なので一気に巻き上げて勝負をつけた。釣れたのは22cmのデカサゴ。かなり渋い状況で一匹上げられて一安心だ。

堤防穴釣りで25cm頭に良型カサゴ連打【三重】ブラクリ仕掛けにイカ短で挑戦釣れた22cmのデカサゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

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