市場に出回ることがなかなか無い高級根魚オニカサゴ。カンタンには釣れるとは言えないが、基本さえ理解すれば釣れるチャンスは誰にでもある。今回はオニカサゴ釣りを道具、釣り方、更にはオススメの料理を紹介しよう。
オニカサゴ料理
市場に出回ることの少ない美味魚・オニカサゴ。
「トゲ以外は捨てるところがない」と言われ、1尾まるごと味わい尽くすことができるのは釣り人の特権だ。
刺し身はイセエビのようなぷりぷりとした食感で絶品。以下では、刺し身以外の代表的な調理を紹介。
鍋料理
頭やあらからは旨味のある出汁がでるので、鍋料理との相性は抜群。寒い時期に人気な理由の一つと言える。
皮付きの薄く切った身を出汁にくぐらせてしゃぶしゃぶにしたり、ぜいたくに厚切りにして、ぷりぷりの食感を堪能するのもいい。
胃袋、肝など内臓系珍味
大きな口からつながっている分厚い胃袋を塩もみして流水で洗い、内側、外側のぬめりをしっかりと取る。湯通して細切りにし、ポン酢や酢味噌など好みの味付けで楽しむ。こりこり食感がたまらない珍味。
肝は濃厚な旨味で絶品。流水や酒などで洗って湯通しする。
やっぱりヒレ酒
胸ビレと尾ビレをよく洗い、ザルや酒ビンなどに張り付けて涼しいところで2、3日干す。焦げないように軽くあぶって、湯のみや耐熱グラスに入れ、熱めに燗をした日本酒を注いで、フタをして2、3分。香ばしさと旨味の詰まった極上の一献。
美味いものにはトゲがある。船上でトゲの処理が済んでいても、十分に注意して調理しよう。
<週刊つりニュース関東版 編集部 /TSURINEWS編>