猿島~観音崎・走水沖のタチウオが、年明けから盛り上がりを見せている。天ビン釣りの人気も高かったが、近年のテンヤブームで拍車がかかり、今や東京湾を代表する看板魚と言ってもいいだろう。1月12日(金)、金沢八景(漁港内)の鴨下丸から釣行。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)
釣法がハマり連釣
その後、この誘いがハマって追釣。3連チャンできた場面も。このような手難しい状況下でも、コンスタントに本命を手にしていたのが左舷トモの大湖さん(座間市)。釣り方を見ると、やはり電動リールの微速巻きを入れながら、誘いは小さく、ソフトな釣り方をしている様子。
釣りの合間に話を聞くと「大きく派手な誘いではアタリが出にくく感じたので、誘いを小さくソフトに変えていきました。誘ったあとは、しっかりと食わせの間を作ることで、アタリが増えたように思います。きょうはこの誘いが合っているように感じましたね」と話してくれた。
同氏は最終的に15尾で竿頭。アタリを出せてもしっかりとハリ掛かりさせるまでの誘いのパターンを見つけていけるかが、この時期は釣果のカギを握るといっても過言ではないだろう。
最終釣果
13時に沖上がり。船中釣果は89~133cm6~15尾。「反応はしっかり出ていた」と船長。取り込まれた数以上にアタリ数が多く、冬場の本格期到来を実感させてくれる一日だった。
これから2月中旬まで、1年中で最も気温が下がる時期にはなるものの、東京湾のタチウオの活性は、徐々に盛り上がりを見せていることが確認された今回の釣行。
コンデションのいい大型が潜むエリアだけに、専用竿はもちろん、リーダーにミチイト。テンヤやエサの管理までしっかりと気を使い、価値ある1尾を狙っていこう。
<週刊つりニュース関東版APC・田中義博/TSURINEWS編>