2023秋冬は大阪湾でアジが絶好調! 50分間のアジングで30尾をキャッチ

2023秋冬は大阪湾でアジが絶好調! 50分間のアジングで30尾をキャッチ

気持ちが悪いくらいアジが絶好調だ。気持ちがいい、じゃない。気持ちが悪いくらい絶好調なのだ。大阪湾奥はこの4年まったく回遊がなかった。それが今年の12月に、大げさなようだが人の一生分くらいのアジが入ってきてしまった。やれば絶対釣れる。ならば10尾ではなく30尾と、こちらも調子を乗って釣ってみた。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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大阪湾でアジが絶好調

釣行日は12月15日。30尾を超えるまでのタイムアタックだ。

釣行は泉大津のマイポイント。ここ最近ずっと来ている場所で、そろそろ全面的にポイントを把握してきた。水深、障害物、ゲストの現れ方。今年は特にキワにセイゴが多い。大阪南港でもそうで、アジと混泳するが、多少沈めてやるとアジになる。避け方まで理解した。でかいシーバスがきてしまったら仕方ない、タモは持参していない。本当にアジ一本だ。

2023秋冬は大阪湾でアジが絶好調! 50分間のアジングで30尾をキャッチTGヘッドならアジ丸のみ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

タックルは5.7ftのアジングロッドと1000番スピニングリール、エステルライン0.25号にリーダーは3lb。SSサイズのアジングスナップをつけて、0.3g~2gのジグヘッドを使用していく。ここ最近はもっぱらタングステンジグヘッドの出番が増えた。コレばっかりだ。メーカーさんには、もっとヘッドウェイトの充実を願いたい。

群れを見つけながら移動

数投でアジを発見してキャッチ。サーチベイトは2inchのワームだが、豆アジがメインなので、本式の狙い方は1.5inch前後のワームにサイズダウンする。しかしあまりジグヘッドの重さの調整は必要ない。基本的に高活性で、多少重くても食ってくる。細かい部分を合わせていくのは、時合いが終わって渋くなってからだ。

10カウントで連発するパターン

この冬の大阪湾奥アジングのパターンで、1gのジグヘッドで10カウントで反応する。概算だが30くらいの群れが入っていると思う。その群れが10カウントまでパタパタと入れ替わりに上がっては沈む様子で、律義に10カウントでアタり続ける。何か10カウントに溜まる要素があるのだが、どうなんだろう?

2023秋冬は大阪湾でアジが絶好調! 50分間のアジングで30尾をキャッチ10カウントで豆アジ連打(提供:TSURINEWSライター井上海生)

――おそらく、ここが「今の最表層」なのだろうと私は読む。そろそろアジの群れが消失するかどうかの第一期ボーダー水温、14℃が近い。それくらい海水温が冷たくなると、0~5カウントまではアジは冷たくて上がってこられないのだろう。つまりこの海水温では10カウントが事実上の表層なのだ。アジは高活性のときには基本的に絶対に表層で食うと筆者は信じている。よって、これはこれで、従来の私の考えを裏切るパターンではない。

10カウントでちょっとでもスレてきたらすぐに動く。拘泥することはなく、アジはこの一帯に今どこにでもいる。群れの密度よりも、少しでも活性が高い方へ狙いを移していく。

2023秋冬は大阪湾でアジが絶好調! 50分間のアジングで30尾をキャッチ即移動で連続ヒット(提供:TSURINEWSライター井上海生)

結果、30尾は1時間足らずで達成した(51分で達成)。実はこの日はかなり風が強く、そして風裏に回れない時間的な事情があったので、30尾と調子づいても難しいかなと思っていた。けれど、風が苦にならない浅いレンジですべて食ってくれたのが幸いし、体力を残して早めに納竿することもできた。

ホットスポットはすべて足元

レンジは10カウント、そしてホットスポットはすべて足元だった。壁ピタとまでは言わないが、明暗の暗に入りかけるエリアで確実に食う。しかしピンポイントで打つと生意気にも着水音を気にしてショートバイトになるか、見切るかする。場を潰さないためにやや遠くに打って流し込んで食わせる、というワンパターンでアジの山を築いた。

もっと楽しいアジングを!

この12月にアジが釣れ始めてからというもの、正直TSURINEWSさんで書くために釣りに行っていたトコロがある……。ネタ探しではないけれど。私はアジングアングラーを標榜しながらここ数年はまともな群れに出会っていなかったので、自分で自分を疑っていたみたいな部分もあるのだ。しかしもうこれだけ釣ったなら、そろそろ今年はいいだろう。

もっとシンプルに個人的に釣りを楽しみたい!と思って「自分のための釣り」をしようと思うタイミングで大寒波が来てしまい、群れがひどく薄くなってしまったのは後日談である。

まあ、まだまだ釣りようはある。アジングのニューロッドも手に入れたので、遊びたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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