東京湾原木中山の林遊船での釣行を中心に、現在の東京湾サワラの状況と基本的な攻略法をお伝えしたいと思う。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)
林遊船からルアーサワラ釣行
10月28日(土)、同宿から、中島忍船長の操船するルアー五目に乗船。7時に出船。曇天微風で絶好の釣り日和。ナブラが見えないので、魚探の反応が濃いポイントで船を止めてスタートフィッシング。
ワラサをキャッチ
まず、40gブレードジグをフルキャスト。表層の高速トウィッチで誘い続けると止めた瞬間にガツン。しかし、残念ながら取り込み直前にフックアウト。
その後、不利なピーカンの無風となり厳しい時間が続く。そんななか、大山春貴さんが70cmワラサをキャッチ。直後に私の60gブレードジグに、ひったくるようなアタリ。楽しませてくれたのは、丸々と太った同魚。
サワラも登場
船中で、タチウオやシーバスが釣れたあと、紅一点の佐藤菜津子さんが、サワラやサゴシを3連釣。「去年、初挑戦のときは釣れなかったので、リベンジできてよかったです」と笑顔が印象的だった。
11月4日も釣行
11月4日(土)は、林克樹船長が操船する大型船で出船。全体的にアタリは遠かったが、60gブレードジグを中心にゲームを組み立て、早々に極太サワラとサゴシクラスを8ヒットで5尾。思った通りのパターンがハマって大満足。
ほとんどの同船者がサワラのほか、良型タチウオやシーバスをキャッチして、本当に楽しい釣行となった。
最新東京湾サワラ攻略法
2年ほど前から、「高速のタダ巻きで釣れる」と、一気にメインルアーとなったのが、タングステン製でシルエットが小さいブレードジグ。
しかし、ここ最近釣果に繋がっているのは、鉛製の60gヘビーウエイトの、少しシルエットが大きいブレード系。
レンジは中~底層に移行
一昨年までは、東京湾全域でハネやナブラが見られ、その群れに急行してミノーやブレード系ジグの表層速巻きで釣れるシーンが多かった。
しかし、昨シーズンから、ほぼハネやナブラはなくなり、ボトム~中層で食ってくるように変化。こうなると、「遠くに投げて、中層から下層のバイトゾーンで、いかに長くアピールできるか」がカギ。
大きめのブレードジグが有効
これまでメインとしていた30~40gより、より重い50~60gのほうが有効となり、さらに最近のメインベイトのイワシが7~10cmと大きくなっていることから、この重さと大きさのルアーが当たりとなっている。
前述の通り、魚の動きや習性に合わせて、ルアーや攻略法もどんどん変化しているが、それを感じて、新パターンで釣ることが、ルアーフィッシング最大の楽しみだとも思う。
<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>
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