海上釣り堀初心者によくある悩み3選 【ロッド選択・エサ選び方・青物の釣り方】

海上釣り堀初心者によくある悩み3選 【ロッド選択・エサ選び方・青物の釣り方】

誰でも気軽に高級魚が狙えることで人気の海上釣り堀だが、初心者の人やこれから初めて海上釣堀へ行ってみようという人から、さまざまな疑問や悩みを聞くことが多い。今回はよく質問される3つの事項について詳しく解説していきたい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

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海釣り施設 海上釣り堀

青物狙いのポイント

どちらかと言えば、釣れるか釣れないかは運次第と思われがちな青物。活性の高低によりエサに対する反応が大きく違い、安定して釣ることが難しい一面があり、少ないチャンスをモノにするためにはやはりいくつかのポイントがある。

ハリについては太軸のものを選択したい。具体的には伊勢尼10号以上を使用するといいだろう。

海上釣り堀初心者によくある悩み3選 【ロッド選択・エサ選び方・青物の釣り方】おいしいシマアジも人気が高い(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

私は主に生きアジで青物を狙う場合は、伊勢尼13号を使用している。活性が高く次々と青物がヒットしてくるような状況の場合は、バラシの確率を減らして確実にヒットした魚を取り込みたいことから、ハリは大きめのものを選択する。

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私はサイト(見釣り)で多くの青物が釣れる状況の場合は、海上釣堀17号を使用することが多い。しっかりとエサを食い込ませれば、まずバレることはない。逆に活性が低く、冷凍キビナゴやシラサエビなどの小さいエサにしか口を使わない場合は、伊勢尼11号前後を使う。

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ハリスについては通常5号を使用し、大型のヒラマサやブリが放流されている場合は6号を使用している。先述した小さいエサしか口を使わない日は4号の出番が多いが、やり取りはイト切れを防ぐため慎重に行う。多少面倒だが、状況に応じてハリやハリスの使い分けをすることが、好釣果につながることが多いので意識してほしい。

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またヒット後は、狭いイケスの中であっても油断は禁物。ドラグはあまり締めずに、余裕を持ったやり取りを行うようにしよう。特にヒットした青物が浮いてきてロッドからの距離が近くなるほど、一瞬の引き込みに対応がしづらくなる。

タモ入れの直前が最もバラシが発生しやすい。ドラグの調整や、やり取りに十分気を付けて取込みを行うようにしてほしい。

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これから秋の深まりとともに気温水温とも徐々に低くなり、釣り物が減ってくる季節となる。真冬であっても比較的安定した釣果が見込まれる海上釣り堀へ皆さんも上記のポイントを意識しつつ釣行し、高級魚を狙ってみてはいかがだろうか。

<週刊つりニュース中部版 桑原一幸/TSURINEWS編>