11月3日(土)は穏やかな晴天。千葉県柏市にある大津川周辺のホソ(支流や用水路)へタナゴ釣りに出かけた。
タナゴ釣りのタックル
8時過ぎに大津川に到着、水量は多めで水色は笹濁り。魚影は目視できない。この日は、これから魚の越冬場所となるポイントの下見が目的。
タックルは80cmカーボン製タナゴ竿に市販のシモリ仕掛けを結び、ウキは極小に、ハリはつり具すがものテトロンハリス付き極(きわみ)金バリに交換。
エサはイモニンニクグルテンを軟らかめに仕上げ、ハリ先に2mmぐらいにまとまるように付ける。
水深40~50cmでウキ下を30cmに調整。流れに乗せたが、アタリは遠い。次第に不安が増すが、根気よく粘り、繰り返しエサ打ちする。
10分ぐらい経過したところで水にナジんだウキが水中に深く消し込まれる明確なアタリ。
軽く竿を立ててアワせると5cmのタナゴだった。このあと、クチボソが釣れだし、本命はたまに交じる程度。
ポイント移動
2時間粘って5尾と数が伸びないので、移動を決意。
10時過ぎ、対岸のホソの様子を見ると、橋の近くに数人、タナゴ釣り師がいて、ポツポツと釣れている様子。
そこで、彼らの下流にある枝ホソの合流点近くで竿をだす。水深は対岸と同様だが、草で覆われていて釣りづらい場所が多い。水面に小魚が群れるマス状のところを選んで、草を切って釣り場を整備する。
対岸の草陰にウキ下20cmでエサを打ち続けると、しばらくして水中のイトウキの周りに2~3cmのタナゴが浮上。群がって仕掛けを突きだす。
よく動くが、食いアタリなのかスレアタリなのか判断できない。魚は小さいようで、アワせてもハリに掛かりにくいようだ。しばらくこの状態が続いたので、底狙いに変更。宙層に小魚が多いときは底に良型が潜む確率が高いからだ。
底狙いで連続ヒット!
ウキ下を40cmに取り、オモリを足して米粒大に大きく丸めたエサを一気に底まで導く。ナジむ途中のアタリは無視して、ナジみ後にでる動きに注視。
刻んだあと、ウキを横に移動するアタリを取ると、5cm前後の良型が小気味いい引きで釣れた。予想通り、底に着いていたようで、その後もコンスタントに釣れ続いた。
しかし、網を持った親子連れが近づいてくるとアタリはピタリと止まってしまった。しかたなく釣った魚をリリースして正午に納竿した。
釣果は3.5~6cmオカメタナゴ(タイリクバラタナゴ)20尾。もう少し冷え込んでくると本流から群れが入ってきて数釣りが楽しめるようになるだろう。
<週刊つりニュース関東版 岩井一彦/TSURINEWS編>
大津川周辺