この時期、手軽に釣れて食べて美味しい釣り物の代表格といえばハゼ。猛暑もひと段落、ようやく秋めいてきた10月7日(土)、湘南エリアの主要ポイントを見て回った。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部)
平塚港(須賀港)からハゼ釣り開始
ハゼ狙いのランガン釣行のスタートは、実績十分の平塚港(須賀港)から。ここは秋口から冬にかけての好ポイントで、岸壁沿いを移動しながら探ると数を伸ばせることが多い。
6時すぎに現地到着。定石どおり岸壁沿いをていねい探るが、アタリはない。45分ほど探り歩いたが、生体反応がいっさいないので個人実績ナンバー1のスロープへ移動。
過去の経験上、小型中心に群れていることが多いスロープ。仕掛けを投入すると、着底後すぐに反応があった。しかし、アタリはあってもなかなかハリ掛かりしないので、ハリのサイズを落とし、エサもひとまわり小さくしてみる。すると、さっそく明確なアタリがあり、今度はしっかり乗った。上がってきたのは小型ヒイラギ。ここから同魚祭りが幕を開ける。
その後も1投1尾のペースでヒイラギが釣れ続く。そこで、水深のある船道狙いにシフト。やや遠めに投げて手前にサビいてくるが、まったくの無反応。周りの人も釣れている様子はないので、次のポイントへ移動することに。須賀港での釣果は、約2時間で本命ゼロ、ヒイラギ多数だった。
平塚港(須賀港)
まさかのアタリオデコ4連発
小出川(茅ヶ崎市)
次に向かったのは、相模川水系の小出川。釣り場に行くと先釣者がいたので状況を聞くと、「今年は全然ダメ。丸一日やって10尾釣れたら上々って感じ。今日も2時間やって、釣れるのは川魚だけ。昔はよく釣れたんだけどね…」と嘆き節。戦意を喪失したが、やってみなければわからないのが釣り。30分と決めて竿を出す。しかし、広範囲を探ってもアタリはなく、早々に撤収。
小出川
引地川(藤沢市)
3カ所目は、藤沢市を流れて相模湾に注ぐ引地川。河口から約700mに位置する日の出橋周辺で竿を出す。対岸近くは根掛かりが多発するので、中央よりも少し奥に仕掛けを投入し、少しずつ寄せてくるが、何投してもアタリなし。30分で切り上げて、次のポイントへ向かう。
引地川
境川(藤沢市)
4カ所目は、目の前に江の島を望む境川河口。少し上流の西浜橋から片瀬橋まで900mほど釣り下ってみたが、アタる気配すらない。途中、ハゼ狙いの釣り人数名と話したが、決まって口にするのが「まったく釣れない」のひとこと。ただ、最盛期は週に3回通うという地元の人が「もう少し水温が下がれば上向くはず」と言っていたので、リベンジを誓って次のポイントへ。
境川
田越川(逗子市)
5カ所目は、逗子市内を貫流して相模湾に注ぐ田越川。逗子海岸の東端に流れ込む小河川だが、過去に何度も入れ食いを堪能した釣り場で、例年10月後半から11月中旬がハゼのトップシーズンだ。
時期的にまだ早いとは思いつつ、富士見橋から釣り下っていく。しかし、本命どころか、定番ゲストのコトヒキやクサフグすら顔を見せない。まさかのアタリオデコ4連発に心が折れかけたが、一縷の望みをかけて大移動を決断。
田越川