7月29日、ビワマストローリングをした。この日は、朝イチは食いが渋いにも関わらずヒットするのは大型ばかりで、ばらしまくり。反省は多いながらも3人で15匹のリミットメイクを達成。次回は、60cmを仕留めたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田中耕二)
待望の本命ビワマス登場
この日はヒットすればデカイ。しかし、食いが渋く船に上がらない。反応は良く入るので、ルアーに魚は付いているのだろう。
「食い気はないが、ルアーにじゃれついている内に体のどこかに引っかかるのだろう。だからヒットしないストライクが多く、ファイト中にも身切れでバラシとなる」とキャプテン談。
40cm級ビワマス登場
ウグイやリリースサイズを挟んで何巡目だろうか?Tさんがやっと40cm級をキャッチ。コイツもネットに入れた瞬間に針外れした。これまでにバラシた奴は、これより大きかっただろうが、やっと船に上がった事を喜ぶオジサン3人。
リミットメイク達成に暗雲
群れが変わったのか、ポツリポツリとヒットは続き、キャッチできるのだが35~40cmとイマイチのまま時刻は9時過ぎ。このサイズだと船のイケスに活かしておいて、リミットメイク出来たら大きいのと入れ替えるのだが、水温は30度もあるので、魚が直ぐに弱る。
イケスには、ペットボトル氷が入っているが、既に溶けてしまって水温の上昇が抑えられない。弱り切る前に絞めてクーラーへ。この時点で5匹、今日のリミットメイクは無理だと弱気になる……。
作戦変更で50cm級顔出し
姉川を越えて北向きに流すとストライクが無くなった。ポイントを変えるかどうするか迷ったが、やはり大きいのが欲しい。朝イチにバラシまくったポイントに帰りましょうとなった。
同じことをしてもフックオフを量産するので、船速を上げましょうとキャプテン。ボートには6本のロッドがセットされていたが、このまま船速を上げると絡んでしまうらしい。ロッドを左右のダウンリガーに各1本限定とした。素人考えでは、一か八かの賭けだが、竹之下キャプテンには戦略あってのことだ。
ついにビワマス連続ヒット
グッと船速が増し、エンジンの唸りが大きくなった。するとすぐに左舷のロッドにストライクが出た。激しくロッドがゆすられクリップからラインが抜ける。ロッドを抜きリールを巻くとドスン、ガンガンと引き込まれる。
船速と相まってリールが巻けなかったが、キャプテンが船を止めてくれた。強烈な締め込みを楽しんで、浮かせたのは50cm弱のビワマス。
56cm頭に良型が連発!
船速を増すことでロッド数は減ったが、ヒットすれば船のスピードで自動的にフッキングが決まる。時合いも重なったのだろう、ヒットが続き連続キャッチ。型が良く40cm後半から50cm前半が続いた。朝とは雲泥の差である。
最大サイズはTさんが仕留めた56cmで素晴らしいプロポーションをしていた。私も同サイズと思われる魚とファイトしたが、この日は最後までバラシ癖が抜けなかった。
それでも個人成績で48~51cmを3匹と40cmまで2匹をキャッチできた。3人では56cmを天に15匹のリミットメイクで正午過ぎにストップフィシング。
今後の見込み
真夏でも釣れる。大型のメスは、すでにイクラを持っておりその食味は絶品。例年10月と11月の2ケ月間が禁漁期間となるので、暑い暑いと言わずにチャレンジされてはいかがだろうか。
灼熱の陸地より湖面の方が圧倒的に快適だし、海と違ってべたついたりしないのも良い。大型のビワマスが相手をしてくれるだろう。
<田中耕二/TSURINEWSライター>
琵琶湖 姉川河口