磯フカセ釣りで40cm級尾長グロ(グレ)含み1投1尾の入れ食い堪能【山口・蓋井島】

磯フカセ釣りで40cm級尾長グロ(グレ)含み1投1尾の入れ食い堪能【山口・蓋井島】

 6月10日に梅雨グロと良型の尾長(オナガ)グロが釣れだしたとの情報と、黒潮丸(山口・下関)がクロ釣りダービーを開催中とのことで行ってみることに。ダービーの内容は6月1日~8月27日までの間でクロ(尾長含む)2尾の合計長寸で上位は同船無料乗船券が進呈されるという、参加費は無料の企画だ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・芦浦栄吾)

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磯フカセ釣り

釣友で私と同じ釣研FG南小倉支部の佐藤陽介くん、内田孝一くんと釣行。前日の昼に予約の電話を入れると夕方に折り返しの電話があり午前3時30分出船で確定の連絡があった。3時には港に着いて準備していると続々と釣り人が集まり出船となった。

水瀬、ヒラセ、カケ上り、神棚、立神と順次上げていき、私たち3人は2人と1人で分かれ、佐藤くんと内田くんは小威瀬へ、私は1人で大威瀬のワレに上礁。

磯フカセ釣りで40cm級尾長グロ(グレ)含み1投1尾の入れ食い堪能【山口・蓋井島】釣り場は「大威瀬のワレ」(提供:週刊つりニュース西部版APC・芦浦栄吾)

時計を見るとまだ4時すぎだが、東の空が白み始めているので準備にかかる。まずはまきエサ、オキアミ生3角、配合エサはグレパワーV9、同V10スペシャル、ニューグレパワーV11、遠投ふかせTR各1袋、あらかじめ自宅で混ぜてきているので少しずつ海水を加えよく練って遠投できるように仕上げた。つけエサはグレ丸と特鮮むきエビ、IGマリンオリジナルの赤ミツを用意。

磯フカセ釣りで40cm級尾長グロ(グレ)含み1投1尾の入れ食い堪能【山口・蓋井島】 フカセ釣りのタックル(作図:週刊つりニュース西部版APC・芦浦栄吾)

仕掛けは図の通り。7m取ったハリスにエイジアマスターピース02を通した全遊動仕掛け。当日は南東の風が5~6mと強く吹きつけており風に仕掛けを押され仕掛けのなじみを悪くするので02をチョイスしている。

1投1尾の入れ食いタイムも

ウキが完全に見える明るさになった5時ごろ開始。足元に多めのまきエサを打つといつものスズメダイが寄って来た。沖に出さないように足元にまきエサでくぎ付けにした後、15m先に本命用のまきエサを5杯打ち、ひと呼吸おいて仕掛けを振り込む。潮はほとんど動いておらず、右からの風で少し押されている感じ。サオ1本ほどの層まで探って回収してみるとつけエサはきれいに残ってきた。

磯フカセ釣りで40cm級尾長グロ(グレ)含み1投1尾の入れ食い堪能【山口・蓋井島】 ポイント(作図:週刊つりニュース西部版APC・芦浦栄吾)

次も同じポイントを狙う。まだまきエサは効いてないし、潮も動いていない状況なので足元にスズメダイを止めてヒシャクを切り、まきエサをバラケさせて打ち、20秒ほど待って仕掛けを投入。

張らず緩めずでまきエサとの同調に注意してなじませていくと2ヒロの層でラインを一気にひったくる爽快なアタリ。サオを立てるだけのアワセを入れてやり取り開始。力強く足元に突っ込んで来るので本命と確信しハリスが根に触れないようにサオを前に出し魚を沖に向かせて浮かせにかかる。数度の突っ込みをかわし、無事にタモに収めたのは40cmの尾長だった。

磯フカセ釣りで40cm級尾長グロ(グレ)含み1投1尾の入れ食い堪能【山口・蓋井島】 使用したまきエサ(提供:週刊つりニュース西部版APC・芦浦栄吾)

次も同じ要領で仕掛けを振り込む。再び2ヒロの層でアタリ。今度は35cmほどの尾長でサイズダウン。その後も同じ要領で30~35cmが1投1尾の入れ食い状態。時折30cm未満の足裏級もヒットしてくるようになり、リリースを繰り返す。

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