チヌ(クロダイ)をメバリングタックルで釣ってしまおう!実はチヌはそこまで強い魚ではなく、サイズも50cmを超えれば強烈だが、意外にすんなりメバリングタックルを流用して釣ることができる。この釣りを「ライトブリーム」と言う。釣り方の基本を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
時刻は夕方から打つ場所はキワから
ライトブリームのメインとなる時間は夕方から夜20時くらいまで。日中や深夜にも釣れないことはないが、アタリは減る。朝マヅメはあまり良くないので、夕マヅメを狙いたい。
チヌは堤防や波止の足元に着くことが多い。その他橋脚やボトムの地形変化にも着くが、第一には足元打ちを徹底しよう。魚のストックが確実に多い。自分の足場に対し、並行にキャストして、表層・中層・ボトムと引いてくる。
釣果向上のためのプラスワン
チヌは汽水域にも着く魚で、汽水域にはキビレというチヌの近似種もいる。チヌは沖まで回遊するが、キビレは沖にはいない。逆に言えば、汽水にはキビレの魚影も増えることになるので、河口を攻めてみるといい。ブラックバスが釣れる河の、バスの途切れ目は汽水域なので、そのへんも候補地のひとつとして打ってみよう。まあ、ブラックバスもたまに汽水で釣れたりするのだけれど。
今季は始動早めか?
水質の汚染に強いのもチヌの特徴と言える。大阪湾奥、東京湾、熊本などで魚影が濃いと言われているが、まあそこまで寒い海でなければチヌはわりとどこでも着くので、釣り場を絞り込むためにあえて水色(すいしょく)の悪いところを打ってみるといいかもしれない。
ちなみに今年の大阪湾奥では4月から46cmの個人的釣果がある。今季は早めのスタートらしい。梅雨時期の現在でも釣れているので、今から釣り場を確かめるだけでもして、感触を身につけよう。
<井上海生/TSURINEWSライター>