首都圏にお住まいの人なら、一度は狙ったことがるであろう千葉県柏市~印西市を流れる手賀川が今年も春の好機を迎えた。アシが揺れ腹パンがヒラを打って泳ぐこの時期は、誰しもがワクワクする。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース 編集部)
手賀川の概況
千葉県柏市の手賀沼調節水門(曙橋)から吐きだし途中六軒川と名称を変え、同県印西市の手賀排水機場を介して利根川へと注ぐ全長7.7kmの1級河川。例年3月下旬に田畑への水利用のため水位を上げ夏水位へと移行する。
乗っ込みはおもにこのタイミングで今号発売のころは、すでに1回目の乗っ込みが終了している可能性が高い。しかし1回で終わるわけでもなく、年によってはダラダラと続くこともあるので油断はできない。
近年はどこも護岸化が進んでいるが、同川に関してはいまだ野地が優勢。足場もそれなりなので長靴必携の釣りにはなるが、だからこそ面白い。鎌を手にポイントを新規開拓するなんてことができるのも、この川の魅力だろう。
ポイント
下流域を除きほぼ全域がアシに覆われているため、ハタキ場は無限に存在すると言っても過言ではない。狙い所が定まらないとも言えるが、釣りが可能な穴が空いていなければ竿を出せないので釣り人が集中するのは、おもに整備済みのエリアだろう。
ところが車で走っていると土手下を通るので、どこで竿を出せるのかが現認できない。よって初めてここで竿を出すのなら、土手下に地元ナンバーの車もしくは自転車・バイクなどが駐車されている所を集中的に探したい。なお地元の常連は朝があまり早くない。よって早く着き過ぎてしまうと前述した捜索ができないので、できれば午前8時以降をメドに現着するようにスケジュールを組み立てたい。
以下は同川の代表的なポイントで、いつ行っても釣り人がいるエリアなので参考にしてほしい。
曙橋ワンド、農業倉庫前周辺、第3機場対岸、高圧線下の南北岸。