夏の終わりにひと段落したが、年末に向かって再び人気が上昇するマダコ。港にもよるが、東京湾では6~8月と11~12月が多い。茨城沖では、例年11~12月に釣りの盛期を迎えるが、今季はすでに朗報が聞こえてきている。
マダコの季節到来!
大洗の山正丸では10月16日(火)、1.6kgを頭に11~19尾と好スタートを切った。
同宿は今後、マダコ中心に受け付ける。鹿島では長岡丸が開始。東京湾では浦安の吉野屋などが今後出船予定。
ここでは、茨城の釣り方をメインに紹介する。
テンヤにつけるエサ
テンヤはオモリとして100号くらいのナマリかコンクリートを付けたものを使う。
エサはサンマ。東京湾や相模湾はカニだが、茨城沖ではサンマのほうが反応はいい場合がある。
エサはヒモでくくりつけていく。コツは口をしっかり押さえてくくること。目とエラを避けて尻尾のほうまで縛っていく(ふさぐと内臓から切れて外れやすくなるため)。
タコテンヤの釣り方
投入はイトをある程度床に出しておいて勢いよく投げて行う。投入後、底から離さないのが鉄則。
そしてテンヤが底をコツコツたたくか、起き上がる程度に小突く。
違和感があったら即アワせる。アワセが効かないとバレやすい。特に潮が流れていないと、乗っただけという感じで途中でのバラシが多発する。
タコが乗ったら、船べりにイトを引っ掛けるようにすると安定してたぐれる。巻き上げ中に、止めたり速度を緩めたりするとバレるので注意。
抜き上げ時に船に張り付いて取れなくなることがあるので、思い切りよく抜き上げるか、タモ取りが無難。
ワンポイント
・小突きは速度を変えるのも有効
・アワセが遅いとサンマがかじられていることがある
・根掛かり時は慌てずに、イトを一旦緩める。
慌てて引っぱると、逆に抜けなくなってしまう。イトを張って緩めてを繰り返すと外れやすい。