2月の休みは強風が吹き荒れ、釣行できない毎日を送っている。やっと釣行できると喜んだ2月13日は風が弱いメバル釣り日和だが、朝から小雨が降り続いていた。行くべきか、やめるべきか。悩んでいたが、気がつくと車に乗っていた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)
豊浜新堤でエサメバル釣り
30分ほどで愛知県・南知多町の豊浜新堤駐車場に到着。やはり閑古鳥が鳴いていた。こんな雨の日に釣りに来ているのは釣りキチか◯◯だけ。そういう私は◯◯に入るのだろう。貸し切り状態なので、いつも入るポイントに釣り座を取った。
小雨だが、こんな風の弱い日に釣り人がいないということは、メバルが釣れていないのだろう。やはりスナメリの大群が原因なのだろうか。今のところスナメリの息継ぎの音は聞こえていないので、ひょっとすると今日は釣れるかもしれない。
3本バリの胴つき仕掛けで狙う
まずはタックルを準備する。サオ先にぎょぎょライト37を装着し、仕掛けは自作3本バリの胴つき。エサはモエビだ。モエビは、尾羽をカットし、第2関節のところでハリ先を出して真っすぐになるように取り付ける。
「晩ご飯の煮付けサイズよこい~」と願って第1投。暗い海に沈んでいくケミホタルの淡い光がよく見える。そう海はスケスケだ。こんな日はメバルの食いが渋くなる。今は暗闇なので関係ないとは思うが、果たして食ってくれるのだろうか。取りあえず1匹、あわよくば煮付けサイズを2、3匹(笑)。
ゆっくり誘ってメバルの食いにつながるように心掛けるが、反応はない。こんな好条件でも食ってこないのか。豊浜新堤のメバルは終わってしまったようで寂しすぎる。なかなか思うようなアタリは出てくれないのだ
明け方の一瞬に本命キャッチ
エサの確認のため仕掛けを回収するが、モエビは元気そのもの。残しても仕方がないので、新鮮なモエビに取り替えて再度投入する。潮上に振り込み、潮に流して誘いを入れるが厳しい。アタリがまったく出ない。メバルがいないのか、スナメリを警戒して穴から出てこないのか。時合いに反応がないのは悩みの種。ひょっとして浮いているのかと考えてしまうが、それもない。
小雨のどんよりとした空だが、東の空が少し明るくなってしまった。本日も時合いが出ないまま終了してしまうのか。
やがて辺りがよく見えるようになってきた。もう終わりかと思ったとき、ここでアタリが出た。サオをゆっくり立てると、かなりのパワーで弧を描く。これは良型のメバルがきたかと喜んだが、見えた魚は平べったい。あ~!ウミタナゴに変わってしまった。
すぐにエサを取り換えて投入する。もう無理かもしれないが、最後の神頼みだ。数秒後、ここでアタリが出た。これぞメバルの引き込み。強い引き込みで楽しませてくれたが、浮かせると2連でヒットしている。このサイズでも2連だと良型だと間違えてしまう。