12月に入り気温も下がり冬らしくなってきました。私はこの時期にどうしても食べたくなる鍋があります。それは「仙台せり鍋」です。この鍋はご当地を中心とし、10~11月ごろに旬を迎える人気の鍋です。今回は「仙台せり鍋」を堪能しつつ、同時にこの時期に旬を迎えるビッグアイナメをターゲットに宮城県遠征を行ったというお話です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
「仙台せり鍋」とは?
皆さんは宮城県が「せり」の全国生産量が第1位だということを知っていましたか。「仙台せり鍋」は、鰹節や鴨肉、昆布などで出汁をとった醤油味のスープに、その新鮮で美味しい「せり」、鴨肉やネギなどを具材にして食べるという鍋なんです。
鍋といえば魚や肉等を主役とする場合が多いように思いますが、この鍋は「せり」が主役!特に「せり」の根の部分のシャキシャキ感が和風の出汁と相まって最高に美味しいのです!しかし「仙台せり鍋」まだまだメジャーではなくご当地の鍋。しかも10~11月の季節限定となっており、年中食べることができません。そのため「毎年食べてるよ。」と気軽にいえるような鍋ではなく、自分にとって「幻の鍋」的存在だったのです。
仙台へアイナメ遠征釣行
私は一人でも釣りに行きますが遠征に一人で行くのはちょっと心細いと思っていました。そこで釣友に「仙台せり鍋」の魅力を説き、あわせてビッグアイナメもゲットしようと提案し、ようやく宮城県への遠征が決定したのです。
遠征の期間は11月下旬の2泊3日。仙台市内のホテルに宿泊し、そこを拠点に釣りをするという計画です。
ちなみに、旅行代金は全国旅行支援を受けて東京発仙台までの往復新幹線代+2泊のホテル代+レンタカー代で約23,000円。さらにこれに地域クーポンが6,000円付く。安すぎ!
遠征初日に「仙台せり鍋」堪能
遠征初日に仙台に着いたのは12時過ぎでした。天気はあいにくの雨。そのため明るいうちに翌日の釣り場の下見を行い、早めの夕食をとって2日目の早朝から釣りをすることにしました。
午後6時ごろ下見を終え待望の夕食に向かいました。まずはビールで乾杯。牛タンなど仙台名物に舌鼓を打ちながら釣友と明日以降の釣りの打ち合わせをしていると、念願の「仙台せり鍋」が出てきました。沸騰した出汁に煮すぎない程度に「せり」の根を煮てたべると、シャキシャキ感と和風の出汁が口の中いっぱいに広がって……美味い!この遠征のひとつの目的が達成されました。やっぱり旅はいいですね。