アジ、メバル。どちらの釣りが楽しいか?筆者は以前、アジだと言った。最近ではメバル寄りだったりするのでアテにならないが、しかし、魚のかたちには個性があり、やはりライトゲーム愛好家としては、どちらにも美しさを感じる。今回は上下をつけないアタマで、それぞれのよさを考えたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
何か違う近似種
では、近似種といえるサバ、カサゴはどうだろうか?
どちらもいいのはいいのだが、ちょーっと違う。特にサバは、実にフラストレーションが溜まるようなアタリを出してくれることもあり、アングラーには好かれないような気がする。カサゴは好きな人も多いだろう。カサゴはともかく、サバはパターン化しにくいところにも、なんだったら食味が持ちにくい足のはやい魚であることも、どうなんだろうと微妙に思うところだ。
ちなみにライトゲームのターゲットとしてでなく、エサ釣りの人にとっても、メバルは嬉しくてカサゴはまあまあ、サビキでアジならよし、サバならハハッと苦笑みたいな感じ方が通底しているような気がする。
一尾一尾を楽しめる釣り
いろいろと語ってきたが、魚はみんな美しいものだ。圧倒的に見た目個性強い系のタチウオだって、面白い。ちなみに先日の南港釣行の駅で、タチウオが、ホームのところにデザインされていたりもした。どんな魚も、好かれているのである。
釣りそのものでなく、見た目も楽しめるのが釣りともいえる。私はどんな人でも好きになれるように、見た目にとらわれないよさも感じれば、偏愛を注ぐ魚もいる。趣味の問題といってしまえばそこまでだけど、特にアジとメバルには格別の思いがある。好きなのだ。
<井上海生/TSURINEWSライター>