吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【サンデーオープンに参加するぞ!#3】

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【サンデーオープンに参加するぞ!#3】

マルキューインストラクター・吉田康雄のザ・チャレンジ!第12回はサンデーオープンに参加するぞ!栃木県小山市にある本紙協定・吉森へら鮒センターにて定期開催されている釣り大会。吉田は7位と振るわなかった。今さらだが敗因を探ってみよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)

アバター画像 TSURINEWS編集部

ヘラブナ釣り 淡水の釣り

敗因を考えてみよう

ズバリ、今回の大会参戦、惜敗だったの?それとも惨敗?

吉田康雄

「後者ですね。それもボロ負けです」

 

だよね。仮にもメーカーの看板を背負っている人間が7位ではね。

では敗因は?

吉田康雄

「釣り方の選択ミスですね。これに尽きます」

 

上位がすべて段差の底釣りだった。なぜ選択肢から外したの?

吉田康雄

「情報では両ダンゴでもいけると聞いていましたから、それほどの活性があるなら宙釣りに分があると踏んだんです」

 

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【サンデーオープンに参加するぞ!#3】ウドンセットのバラケを作る(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

確かに前半はいい線までいってたよね。ウドンセットでは5枚だったけど、次のトロ巻きセットではヒット率もよく、このままいけばって感じだった。ところが午後に落とし穴が待っていた。

吉田康雄

「まさかって感じでした。寒かった午前中ならともかく、晴れて小春日和にだったのに」

 

午後の落とし穴

水温も上がって宙釣りがさらに優位に立つと思われたのに、実際はその逆。代わりに台頭し始めたのが段差の底釣り。釣り座からも3位に入賞した岩上氏の釣りがよく見えていたから、わかっていたはずだよね。

吉田康雄

「私もよく知っているおじいちゃんなんですけど、竿7尺の段底でしぶとく釣ってましたよね。しかも型がよくて、あれよあれよで追いつき追いこされてしまいました」

 

宙が不調になり段差の底釣りが食い始めたのがわかっていたのに、なぜあのタイミングで釣り方を替えなかったの?

吉田康雄

「釣れていると言ってもポツポツでしたし、少なからず自分のウキも動いてました。時折アタリもあったし。ゆえに釣り方を大きく替えるまでには至らなかったんです。しかし今思えば、これが最大の敗因ですね。あとはスタート1時間の両ダンゴ。あれも、もったいなかったです。ウキの動きからして1時間あれば何枚か拾えたかもしれないので」

 

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【サンデーオープンに参加するぞ!#3】ほのぼのとした大会(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

でもそれは仕方がないよね。試釣なしのぶっつけ本番であれば、まずは常連から入手した情報を頼りにするのがセオリーだろうからね。むしろ1時間でさっさと見切りをつけたのはさすがだなって思ったくらいだよ。

吉田康雄

「あれ?優しいんですね(笑)」

 

誰からもよくそう言われるよ!

段差の底釣りは選択肢になかった?

ところで釣り方の選択ミスが最大の敗因だって言ったけど、なぜ段差の底釣りをプランニングしなかったの?ぶっつけ本番とは言え、吉森HCは段底が強いということはわかっていたはずだよね。しかも当日は満席に近い混雑だった。食い渋りは容易に想像できたはずだけど。

吉田康雄

「準備だけはしてたんですよ。重めのウドンも作っておきましたしエサバッグの中には段底用のバラケも入ってました」

 

うーん…、であればなおさら悔やまれるね。

吉田康雄

「でも後悔はしてません。内容はともかく両ダンゴ→ウドンセット→トロ巻きは自分で選択した釣りであり、その結果がこうなのですから」

 

でもこういうことってあるんだね。午前中はダメでも午後から巻き返してくる。それもあまり目立たなくジワジワと。

吉田康雄

「それが段差の底釣りなのでしょう。ただ気温が上がった午後から食いだしたのには、ボクも驚きました。食いだしたと言うよりは、そもそも宙釣り組が失速し、段差の底釣り組はポツポツペースを終始維持していたというのが正解なのでしょうけど」

 

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【サンデーオープンに参加するぞ!#3】時間ギリギリまで粘る(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

でもウドンセットを捨てて、より高活性向きのトロ巻きにシフトした(笑)。そのへんのところを次回はより詳しく聞かせてほしいね。

吉田康雄

「いいとも!」

 

次回も「吉森HCサンデーオープンに参戦」です。

<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
吉森へら鮒センター
この記事は『週刊へらニュース』2022年11月18日号に掲載された記事を再編集したものになります。