秋もたけなわとなり、一段と成長したマダコを狙って初出船するというので、2人の釣友、町田立夫さん、井澤忠男さんを誘って、10月21日(金)、茨城鹿島新港の桜井丸を訪れた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)
本命のヒットやまず
ミヨシ先では森田準さん(さいたま市)が、ルアー竿とスピニングリールで広範囲を探り、本命を掛けまくっている。「ルアー感覚でのタコ釣りもいいものですよ」と満足そう。
右舷ミヨシの星野さん(つくば市)も広範囲を探り、立て続けにレギュラーサイズを取り込む。
また、左舷トモに座る佐々木勝昭さん(渋谷区)は小型電動リールを使う省エネ釣法で、着実に数を伸ばしている。釣趣を満喫
ほとんどの人がツ抜け
船長が選択した釣り場はほとんどが根掛かりしないので、エギやオモリを失うことがない。右舷胴の間の塚原岳志さん(船橋市)は青物一途のルアー派だが「投げて誘っても根掛かり皆無なので助かります」と喜んでいる。
その隣に座る志村伸男さん(潮来市)も「午前のマダコでいい土産ができたので、午後船でのジギングは思いっきり楽しむつもりです」と余裕の笑顔。
誰もがマダコ釣りの釣趣を楽しみ、10時40分に「少し早いがこの流しで上がりましょう」とのアナウンスで沖上がり。船中の釣果は0.3~1.2kgマダコ5~30尾。ほとんどの人がツ抜けを達成していたようだ。
これから師走にかけてタコはますます成長するので、ズッシリとくる乗り感触を楽しめるだろう。
持ち帰ったタコはそのまま小分けにして、ジッパー付きのビニール袋に入れて冷凍すると、身の繊維が切れて軟らかくなる。調理する前に水洗いするだけでヌメリも簡単に除去できるので、正月料理にももってこい。
<週刊つりニュース関東版APC・大村隆/TSURINEWS編>