電車でちょい投げ釣りに行ってみた 電車釣行ならではの注意点とは?

電車でちょい投げ釣りに行ってみた 電車釣行ならではの注意点とは?

前回は、電車・高速バス釣行のメリット・デメリットについて報告した。今回は、実際に鉄道を利用した釣行記の状況を、釣況報告とともにご紹介したいと思う。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)

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牧野博

初めて投げ竿を持ったのはもう50年近く前、関東で就職してからクラブに入会し、投げ釣りの面白さに魅了されました。根掛かりの多い砂地の磯場や河口内でわざわざ引き釣りをするという特異な習性があるほか、秋にはヘラ竿を持って汽水域を徘徊することもあるようです。

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電車でちょい投げ釣行

もう10月に入ったが、水温はまだまだ高く、キスは浅場にいてニアポイントで狙える。そこで今回は、前回レポートのパターン3を少し距離延長したかたちで、和歌山市内から田辺・芳養へのライトタックルによるチョイ投げ釣行を実施した。実際の釣行にトライすることで、実践してみないとわからないことも発見できたのでまとめてみたい。

電車釣行スケジュール

和歌山市内から田辺・芳養まで、午後のんびりキス釣行

実行日時 令和4年10月8日(土)

ルート 六十谷駅発着(JR阪和線・きのくに線利用)すべて普通列車利用

電車でちょい投げ釣りに行ってみた 電車釣行ならではの注意点とは?往路の時刻表と料金(作図:TSURINEWSライター牧野博)

12:10~17:30の間、芳養漁港から隣の小さな砂浜までを、何か所か徒歩でミニランガン釣行。

電車でちょい投げ釣りに行ってみた 電車釣行ならではの注意点とは?復路の時刻表と料金(作図:TSURINEWSライター牧野博)

最寄りのJR駅までの往来は、徒歩であるので、実際にはこの行程の前後にあるていどの時間を要している。

鉄道VSクルマ コスト比較

ちなみにこの行程を車で釣行した時の高速道路の通行料金は、和歌山IC―南紀田辺IC間の休日割引で片道¥1520、往復で¥3040円、高速部分の走行距離は往復で136.8km(数字はNEXCO西日本HPで検索)で、20km/Lの燃費のいい車で走って、レギュラーガソリンで燃料代が約¥1000とすると、合計¥4040と、単純に計算すれば¥680鉄道の方が安く釣行できたことになる。一人釣行なら、充分コスト的にメリットがあるといえるだろう。

ただし今回は行程のすべてを普通列車で行った。特急列車を利用すると、別途指定席特急料金(片道¥1520)がかかるので、休日ならクルマ利用の方が割安になる。

鉄道VSクルマ 所要時間比較

やはりクルマの方が短い。今回特にすべて普通列車を利用していることもあり片道2時間半以上を要している(乗り換え時間も含む)。私が昼からののんびり釣行で御坊~田辺周辺へ行くときは、クルマで、昼食を軽くとってから行くことも多く、所要時間では約半分というところだろう。

電車でちょい投げ釣りに行ってみた 電車釣行ならではの注意点とは?時刻表を見ながら電車を乗り継いで(提供:TSURINEWSライター牧野博)

その他 昼食の調達や食事時間など

鉄道利用だと、乗車前にコンビニ等で弁当を購入しておくことをおすすめする。今回、あえて、昼食を持たずに乗車した。和歌山駅での乗り換え時間13分の間に、駅の売店に走り、柿の葉寿司(¥1080)を購入でき、それを釣り場で食べた。箸を使わずに食べられるので便利で、美味しかったが、今、駅のホームで弁当を販売しているところは非常に少なくなっており、一度改札の外に出なければいけないところも多い。

さらに、在来線の特急列車でも車内販売のない区間が多くなっている。その点、クルマだとコンビニにも寄れるし、高速道路のサービスエリアでは食事や食料購入もできる。ただ、ついオマケでいろいろなものを買ってしまうことはあるが・・。

次のページで釣りの模様と公共の交通機関を利用した釣行の留意点を紹介