外房地区のヒラメは、6月の銚子海域の解禁から始まり順次南下。大原海域は9月に部分解禁、10月からは全面解禁となった。10月1日(土)、全面解禁初日に外房大原の大吉丸から釣行。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)
大吉丸でヒラメ釣り
秋から冬場にかけ、これから本番を迎えるこの魚は、アタリを見極め、アワセのタイミングが難しいと言われる。それゆえに、人気は抜群。難易度が上がる厳寒期に備え、今からさまざまなアタリを経験し、攻略の糸口をつかむ準備をしておきたいものだ。
当日4時半すぎ、中田文彦船長の操船で出船。北の強風と南海上にある台風からのウネリで海況はかなり悪いが、それでもファンが多く集まり、どの船も満船状態。
太東沖のポイントに到着後、5時半の竿入れを待って開始。水深は20m弱。風が強く、横流しには最高の条件だ。
爆釣タイムスタート
開始早々、一番に掛けたのは右舷ミヨシの石橋昭治さん(千葉市)。ほぼ同時に右舷胴の間、左舷ミヨシ3番の私、4番の藤田洋さん(品川区)と続く。いずれも1kg弱と小ぶりだが、爆釣タイムの幕開けとなった。
すぐに石橋さん、私、藤田さんが2尾目をゲット。勢い止まらぬ石橋さんは45分に3尾目、6時10分に4尾目。
藤田さんが4尾目を上げたとき、私に強烈なアタリ。途中3回ほどイトが出され、大ビラメを期待したが、上がってきたのは60cm級マゴチ。当日はイナダやカンパチ、ガンゾウ、マハタなどのゲストが見られたが、マゴチは珍しい。
本命連続ヒット
時間の経過とともに、船中あちこちでヒットとはならなくなったが、それでも誰か一人が食わすと、2~3人が連発というシーンがたびたび。
左舷ミヨシの大原等さん(茂原市)は、軟調の長竿を巧みに操り連発。6尾をゲットした。
右舷トモの黒田健一さん(大田区)、トモ2番の小野秀樹さん(狭山市)は、石橋さんがリーダー的な同宿20~30年来の常連グループ。
左舷トモの佐藤政之さん(江戸川区)も同様で、「釣りはのんびりが信条」と置き竿で狙う。
最終的にはともに4尾ずつ。石橋さんは7尾で竿頭となり、みなさん楽しい釣りを満喫したようだ。