周年狙えるターゲットではあるものの、秋の気配を感じ始める9月の声とともに出船する船宿が増える釣り物の代表格がカワハギだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)
25cm超え多数で船中全員ゲット
10時すぎに下げ潮へと潮変わりする時間がきても潮の流れはなく、アタリの出方もスタート時より小さくなる。基本的な攻め方は変えず、まずは魚が定着する場所を探し、気配が感じられない箇所では粘らずに、新しい場所を探しながら仕掛けを根歩きさせ拾い釣り。正午には20尾まで数を伸ばせた。
正午すぎには、福岡さんの旦那さんにも本命のアタリが到来。無事に船中全員がカワハギを手にすることができた。
その後も魚が溜まった場所では船中パタパタと本命が姿を見せ、25cm以上もコンスタントにキャッチされていた。私も28cmを筆頭に正午からの2時間で14尾を追釣し計34尾だった。
例年以上の魚影の濃さ
14時に沖上がり。船中釣果は13~29cm1~34尾。手塚さんが22尾で次頭。藤井さんも20尾を手し、乗合初出船ながら船長のポイント選定がバッチリとハマった。
糟谷船長に話を聞くと「今日は浅場を中心に広い範囲で探ってみましたが、魚の気配はどこでも感じられましたね。まだ水温が高いので、今後低下してくればもっと魚も固まってくるでしょうし、今年は楽しみですね。初心者も難しい釣りと臆せずに、ぜひ挑戦しに足を運んでみてください」と締めくくってくれた。
例年以上にカワハギの気配や魚影の濃さを実感できた竹岡沖。秋の深まりとともに本格的なシーズンが到来するので、カワハギとの熱い駆け引きを味わっていただきたい。
<週刊つりニュース関東版 APC・田中義博/TSURINEWS編>