奥深い釣りができるカワハギ!大人気とあって各地で大会も開催されています。今回はそんな釣り大会に出てみたい人向けに、大会でのセッテイングや大会での準備や心構えをレクチャーしていきます。
カワハギ釣りの概要
テクニカルな船釣りの代表格・カワハギ。
昔はナイロンラインで、竿は糸巻きの付いた手バネを用い、仕掛けにはつりがね型オモリが使われていた。その後、タックル面が大幅に進化。ミチイトは新素材に加え、最新技術を駆使した竿、リールが開発。
釣技の面でも、釣り道具に同調するように飛躍的な進歩が見受けられる。
このような環境下、競技の釣りでも毎年レベルが上がっている。
最近始めたという人が、カワハギ釣りの魅力にハマり、しばらくたって腕だめしとばかり、「大会に出場してみたい」と、思う人もいるのでは?
今回はそんな、大会出場をうちに秘め、日々釣技を磨いている人に向け、攻略の糸口となる内容を紹介。
仕掛けを作ってみよう!
各メーカーから研究し尽くされた仕掛けが発売されていることもあり、これらを使っている人が多いはず。
真剣度合が増すにつれ、もっとも自分の釣りに合った仕掛けを自ら作ることが脱初心者の一歩だと考えている。
自作仕掛けでは、寸法が頭のなかに叩き込まれているので、センチ刻みの誘いでも、「上のハリは、今どのくらいの位置にあるのか」といった、釣りを組み立てる上での疑念や迷いがなく、自信を持って釣り進めることができる。
釣り方に応じた仕掛けを!
私は4個のフックビーズ(以下ビーズ)を使った仕掛けを愛用していて、4個のうち、上3個は主にタルマセ釣り、下3個のときは宙釣りと、状況に応じてハリスの出す位置を使い分けている(※ほとんどのカワハギ大会では、ハリ数3本までのレギュレーションとなっているが、ビーズは4個でもハリ数を3本にしてあれば問題ない)。
それぞれの枝間は、経験値からくるものでいいと思うが、上3個はたるませたとき、ストロークが取れるようにやや広め、下3個の枝間は狭めにして、3個のエサで1尾のカワハギと対峙するイメージ。
また、一番下のビーズはオモリのすぐ上にあり、宙釣り時、ひら打ちできらめくオモリの真横にエサがくる仕様になっている。