不安定な天気が続いているが、サーフからのキス釣りが好調だと聞くと居ても立ってもいられなくなる。三重県の伊勢湾寄りの海岸では例年並みの釣果に戻ってきたようなので、前週に続き7月17日は津市の阿漕浦海岸へ釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)
釣行当日の状況
今年は大気の不安定なときが多いようで、各地で落雷やひょうの被害が出ている。釣りをする人は、やはり天気予報を見て行動することが多い。最近の釣りザオの材質はカーボンが多いため、特に雷は注意が必要だ。
潮は中潮、満潮は午前7時59分、干潮は午後2時44分。天気は晴れ。前日に釣具店へ行ったところ、香良洲海岸で魚が打ち上げられている話を聞いた。赤潮の影響のようだ。場所的には隣の浜という感じなので気にはなったが、地形が違うので大丈夫だろう。
阿漕浦海岸でキス投げ釣り
阿漕浦海岸には午前4時半すぎに到着。すでにかなりの人が釣りをしていたが、前週サオを出した場所が空いていたので釣り座を構えた。
砂浜を歩きながら釣り座に向かうと、海が少し変な色になっていることに気付いた。まるでウーロン茶のような色だ。昨日釣具店で何気なく聞いたが、程度が酷いような気がする。周辺で投げている人を見るとキスは釣れているようなので、ハリ数は14本でスタートすることにした。
前週の距離を思い出し、1投目は4色(1色は25m)に投入。オモリの着水を確認し、イトフケを取って探り始めると、早いタイミングでアタリが出た。引く速さを調整しながら探っていると、10mほど探った所でアタリが続いた。海水の色は良くないが、キスはかなりいるようだ。縦の範囲を確認するため0.5色残しまで探って回収すると、キスが8匹掛かっていた。小型だが連掛けはやはりうれしい。
5連掛け以上多く8連も
2投目も同じように4色近辺に投入。仕掛けが絡まないように素早くイトフケを取って探り始めた途端、すぐにアタリが出た。キスの魚影が濃いのかアタるのが早い。群れが大きいとハリを複数くわえられることがあるので、探る速さを調整しながら探りを繰り返すと、短い間隔で食ってきた。
アタリは頻繁に出るが、サオ先を持っていくようなものはない。やはり赤潮の影響か良型のアタリが出ない。回収するとキスが7匹掛かっていた。前週釣れたサイズには程遠い気がする。
その後も掛かる数は多く5連以上が多い。潮止まりが近づいた午前7時30分ごろは、サオ先を持っていくようなアタリが続いた。距離は4.5色から4色の間だ。
少しだけ沖にキャストして4色半近辺から探りだすと、4色近辺で比較的強いアタリが出た。ハリ掛かりを確認して続けると、すぐにアタリ。良型の集団に当たったようだ。移動を繰り返す群れのなかに良型の群れがいるのかもしれない。回収するとキスの8連、良型が多く交じっていた。