馬瀬川上流のアユトモ釣りで21cm頭に70匹 追加放流が機能し始めた?

馬瀬川上流のアユトモ釣りで21cm頭に70匹 追加放流が機能し始めた?

7月11日は、ここ最近好調だという岐阜県下呂市を流れる馬瀬川上流へ7年ぶりに釣行した。今年の馬瀬川上流は、放流が遅れた分解禁初期は低迷していたが、追加放流した琵琶湖産アユが7月に入り機能し始めたようで、21cm頭に70匹と大満足の釣りができた当日の模様をリポートする。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

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淡水の釣り アユ釣り

馬瀬川でアユトモ釣り

今年の夏は気温変動が激しい。解禁からどこの川も雨待ちの渇水状況。増水しないまま梅雨明けしたと思ったら、今度は戻り梅雨と、釣り人の心が振り回される。

ホームの長良川郡上は、例年なら梅雨明けから本番だが、今年はろくな増水がないまま梅雨が明けたので、アカの状態が良くない。下流部の美並地区はまだいい感じだが、管内全域が良くなるのは、やはり大増水して古いアカが飛び、新アカが付いてからだと思う。

馬瀬川上流のアユトモ釣りで21cm頭に70匹 追加放流が機能し始めた?タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

午前6時前にオトリ店の神垣内に到着した。日釣り券(3000円)とオトリ(3匹1000円)を購入して再び上流へ戻る。馬瀬診療所の少し下流へ入川した。このポイントは初めてだが、段々瀬の渓相で、ポイントが至る所にある。

まずはオトリ取り。馬瀬川上流の朝イチは瀬で掛からない。石裏のヨレで泳がせながら待っていると、すぐに掛かった。15cmほどだがオトリにはなる。同じ筋を探っていくと、今度は18cmとサイズアップ。幸先がいい。

ここで粘ってもいいがポイントは幾らでもあるので新しい流れにオトリを放つと、モゾモゾっとした反応。そのまま止めて待つと、小さなアタリの後に水中で2匹のアユがもつれる。こんな感じでポツポツ拾い釣りし、朝イチは2時間で14匹と十分オトリが取れた。

時速10匹の入れ掛かり

ここで場所移動。少し下流の神手橋下流の通称滝の瀬に来た。ここは荒々しい段々瀬があり、私好みの瀬だ。オモリを付けて探っていくと入れ掛かりになった。型も18~20cmとそろっている。10匹以上釣れたと思う。

ここで再び場所移動。今度は豊年橋に来た。橋上流にいい感じの瀬がある。この瀬の瀬肩にオトリを送り出すと、いきなり入れ掛かりになった。型は小さめだが、他の釣り人も釣れている。ここでは時速10匹釣れた。

馬瀬川上流のアユトモ釣りで21cm頭に70匹 追加放流が機能し始めた?景観が良く癒やされる(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

型が小さいので歩いて上流へ行くと、いい感じの段々瀬があった。この瀬肩にオトリを送り出す。反応はある。そのまま待っていると目印が消し飛んだ。サオが絞り込まれる。良型そうだ。タモに収まったのは当日最大21cmの美形アユ。追い星も三重で香りが良い。この段々瀬では良型ばかり入れ掛かりだった。

さらに少し立ち込んで対岸筋を攻めると、ここでも入れ掛かり。馬瀬川上流の湖産アユは、今が最盛期かもしれない。

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