2022年のアユのトモ釣りシーズンが開幕。和歌山県では5月1日に解禁した河川もあり、6月中には中部河川ではほぼ解禁され、熱くて暑い盛夏のトモ釣りシーズン突入だ。そこで今回は盛夏のハイシーズンのトモ釣りでいかに野アユを掛けていくか、より数を釣るにはどうしたら良いかを、私なりに解説させていただきたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)
仕掛け
トモ釣りの仕掛け、特に水中イトとハリについて解説しよう。
水中イト
中級者の釣り人ならほとんどが自分流の仕掛けを作り、仕掛け作りを楽しみ釣行する河川に合わせて水中イト、ハリを準備すると思う。水中イトの種類は複合メタル、ハイブリッドメタル、ナイロンライン、フロロカーボンラインがある。年間通して複合メタルで釣りをする人が大半だが、私は盛夏ぐらいからフロロカーボンラインの使用が多くなる。
梅雨が明けて渇水時期になると、私のホームグラウンドでは泳がせ主体の群れアユ狙いをしなくては数が稼げず、複合メタルを使用して釣り切ったと思っても、フロロカーボンラインに交換すると拾えることが多々ある。
ハリ
ハリはいろいろなタイプがあり、私が使用しているバリバスのハリならASTEAギブ超早掛けタイプ。最大の特徴は独特なシワリR形状から構成されたフトコロ。早掛けハリの世界を一段と進化させ、超早掛けバリの世界を確立。触れれば掛かると言わせる伝統のハリが復活した。
ASTEA・TYPE2短軸早掛け(オールラウンドタイプ)は掛けバリで、迷ったらタイプ2と言われるほど多くの人から支持を得ており、浅場、深場とどんなフィールドでも安心して使える。
ASTEA・TYPE3キツネ改良は、大アユ狙いに圧倒的な実績を誇る。GRAN独自の素材の特性を生かし、パワーあふれる野アユの硬いウロコも貫通するハリ先を実現。キツネ形状のフトコロが発揮する。抱き込むような保持力の良さも大アユ狙いに最適。
ASTEA914Zは、中~小型アユをターゲットとした軽量オールラウンドタイプで、一度掛かれば深く刺さって保持力を発揮。内を向くハリ先形状のおかげで根掛かりが少ない一方、魚への掛かりは速い。
以上のこれらを、状況ごとに使い分けて使用している。イカリパックも発売されており、こちらでも十分使用できるので私はイカリパックを使用している。ハリハリスの号数を変えたいときのみバラバリを使用する。
当たり前の話だが、ハリは一番重要で、魚との唯一の接点だ。おろそかにすると釣果にかなり影響する。その河川の川底の地形、アユの質に合ったハリの選択も重要だ。