日中はカツオ、キメジ、スルメイカなど好調な駿河湾だが、夜の主役はタチウオ。今回は由比~清水で夜にタチウオを釣る際のポイントを解説していく。
釣り方
【エサ付け】
東京湾と違い、エサはサンマの切り身が標準。先端から縫い刺し。
【投入~タナ取り】
エサから先に投入。次に天ビンがエサと重ならないように注意。
船長から指示ダナが「40~20m」といった具合ででたら指示ダナの下限まで仕掛けを沈め、タナの上限まで探る。
【誘い~アワセ】
つねに誘い続ける東京湾の釣りとは異なり、電動のデッドスローでタナの間を通すのが基本。手巻きでも同様の速度でゆっくりただ巻き。
活性が高ければシャクリも効果的だが、低活性の場合は逆効果。特にカカリ釣りで食いが悪い場合は、一人が派手に誘うだけでほかの人にも悪影響がでるので避けたい。
アワセ方
アワセ方のパターンは主に以下の3つ。
【パターン①】
それまでと同様に巻き上げ続ける。グッと重みが加わる本アタリで聞きアワセ
【パターン②】
巻き上げを止めて小刻みに竿先を上下させてエサを動かす。食い込まないときは、聞くようにゆっくりと竿を上げて食い気を促す
【パターン③】
竿を動かさずに食い込みを待つ。竿先をやや下げて送り込む。食いが渋いときに有効
アワセのタイミングは悩むところだが、魚の活性などからその日のベストをつかむことが大切。いずれも場合もびっくりアワセはNG。掛かったとしても、途中でバレることが多い。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>
駿河湾