伊藤さとしのプライムフィッシング。テーマは「両ダンゴの宙釣り・管理編」。今回は埼玉県加須市にある加須吉沼での実釣編をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース伊藤さとし)
25枚の良型をキャッチ
と言うことはこの日に限っては食い気のある魚が上ダナにいなかったということですね?
「そうとしか考えられない。ここでセットに切り替えれば何かしらの答えが返ってきたと思うけど、両ダンゴ縛りだからね。深追いせず食い気のあるタナを見つけたほうが手っ取り早いよね」
釣り場に限ったことではなく、こういうことはどこでも起こりそうな事例ですね?
「そうだね。とくに気象条件とか水温とか、魚の活性を大きく左右するものに変化が起きたときは要注意だね」
混雑度もありますか?
「もちろんだけど、それだけでウキがまったく動かないとはあまり考えづらい。釣れる釣れないにかかわらず触りくらいは出ると思うけどね。とくに魚影の濃い管理釣り場であればなおさらだと思うよ」
チョウチンに替えてからの伊藤は、水を得た魚のよう快調に竿を曲げはじめた。途中、ハリスを詰める場面もあるほど。また気温上昇とともに、ウキの動きはさらによくなり13時30分の納竿までに25枚の良型を引き抜いた。
やはり両ダンゴは魚の活性ありき。食い気のある魚がたくさんいるタナで釣ってこそ、釣果も面白みも上がるのは間違いない。
次回も「両ダンゴの宙釣り・管理池編」です。
<週刊へらニュース伊藤さとし/TSURINEWS編>
加須吉沼
TEL=0480(61)0899