地磯での夜フカセ釣りで40cm級メジナ3尾手中 「白子」狙いの好機か?

地磯での夜フカセ釣りで40cm級メジナ3尾手中 「白子」狙いの好機か?

ゴールデンウイーク最終夜の5月8日、良型メジナの吉報を聞き、南房総へ開幕戦に挑んだ。食いが渋く苦戦したが、厚みがありパンパンの乗っ込み個体40cmを2尾と41cm1尾をキャッチした釣りの模様をリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター木村圭太)

TSURINEWS編集部

海釣り 磯釣り

想定外の当て潮に苦戦

先程と同じパターンを意識して、仕掛けを投入してみるも活性が低いのか通りすがりの魚だったのかパッタリとアタリが遠のいた。ふと気がつくと予報に無かった真正面からの向かい風と小雨、そして風波による当て潮で仕掛けが一気に押し戻されてくる。

夜の闇の中でも、こちらに向かって少し白波立っているのがわかる。予想だにしなかった展開に、この状況が短時間で過ぎ去ってくれることを祈りつつ打ち返す。

睡魔でひと休み

釣れない時間が長くなると一気に睡魔が襲ってくる。一旦竿を置き飲み物を飲んで、少し身体を落ち着かせる。気がつくと先程のメジナから1時間近く経っている。

向かい風が落ち着き始め「これならアタリが取れそうだ」と仕切り直す。つけエサが取られたり残ったり、やっとまた魚の気配を感じるようになってきた。つけエサへの反応は徐々に電気ウキにも表れるようになってきた。相変わらずモゾモゾとしたアタリで今ひとつ踏み切れない感じ。

そっと聞きアワセや逆に鋭く振りかぶってアワセてみても、すっぽ抜けてしまう。まるで真冬の寒グレ釣りの様なシビアな展開。

仕掛け変更で41cmメジナ

魚の気配を感じるだけに、何が打開策をと迷走する。加工オキアミと先程ヒットエサの生オキアミをローテーション。仕掛けのタナを1ヒロ半程に浅くしてみるも全く反応が無い。元の2ヒロ弱のタナに戻すと、反応はある。魚は海底スレスレからあまり動かない様子。何とかウキにアタリを出したい。

もしかすると半遊動仕掛けの遊動幅が原因かもしれない。ウキを遊ばせない方が良いと判断し、15cmほどタナ浅くして潮受けを下から上げてウキを固定する。これで先程よりもダイレクトにアタリが出るはず。

すると答えはすぐに出た。今宵で一番のアタリ。鋭くウキが斜め横に走りながら引き込まれる。アワセを入れ、魚の引きを確かめるとメジナの感触。やはりずっしりとしている。少しドラグを鳴らしながら、徐々に寄せ無事にネットイン。先程よりもわずかにサイズアップの41cmをキャッチ。

狙い場所調整で追釣

午前3時を少し回った。食いが渋い中でも何とか2尾キャッチ出来た。今日のパターンなのかと、先程と同じコースを攻めるも仕掛けの流れが悪い。気がつくと、小雨とともにまた風波立って来ている。

チヌ針の3号からグレ針の6号に変えてみる。反応が薄い感じ。つけエサが先程のタナに届いていないのかと、さらにハリスにG5のガン玉を足してみる。電気ウキの余浮力で、この状態でもウキは沈んでいかない。波の中で仕掛けは安定するが、今ひとつ違う気がする。

先程までは、緩やかながら自然に流れる中で食ってきていた。はて、どこを狙おうか。仕掛けをもとに戻してみた。2尾目の時のウキ固定のまま、違う場所に仕掛けを振り込んでみる。いくつか試していると、先程打っていた場所より少し先に緩やかに右に流れる潮がある。そのまま少し流して行くと、一発で来た。

ウキが反転するように左斜めに沈んでいく。グッとアワセを入れる。ジワジワと寄せて無事に3尾目のメジナをキャッチ出来た。1尾目と同サイズといったところ。これだけ食いが渋い状況の中では自分としては上出来。

朝マヅメは不発

夜明けまでが勝負と同じコースに再投入を繰り返すも、周りが薄っすらと明るくなって来た。残念ながら、エサも取られず反応も無い。完全に明るくなる前にと諦めず打ち続けるもアタリが続かない。一旦、仕掛けを引き上げてタックルを組み直すことにした。

夜明けと朝マヅメに望みを託し黒鯛を狙ってみることに。チヌ竿に持ち替え、ハリスにガン玉を打ち先程よりも海底にエサを落ち着かせる様にセッティング。一気に明るくなり、雨足も強まって来た。そして、ついにエサ取りのフグが出てきてしまった。

一点集中で仕掛けとまきエサを打ち続けるもフグはどんどん増えるばかり。仕掛けの着水と同時にフグにエサを引ったくられる。1時間ほど粘ってみるも雨がさらに強まってきたため残念ながら納竿とした。

最終釣果と夜釣りの魅力

釣座を洗い流し、片付けをしつつストリンガーを引き上げるとどのメジナも厚みがありパンパンの乗っ込み個体。40cmを2尾と41cm1尾。持ち帰って捌いてみると、やはり白子や卵が入っていた。

地磯での夜フカセ釣りで40cm級メジナ3尾手中 「白子」狙いの好機か?当日の釣果(提供:TSURINEWSライター木村圭太)

寒グレとは違い、既に脂乗りは落ちているが、刺身やフライ、さんが焼きにして美味しくいただいた。特にフライが絶品でソースやタルタルソースによく合う。

良型が浅場に乗っ込んでいるこの時期。もう少し楽しめそうだ。これから夏にむけて、イサキやコショウダイなどもターゲットとなる。昼間の釣りでは普段出会えない様々な魚種とのビッグファイトを楽しんでいきたい。

ワクワクする夜釣りだが、ライフジャケットやスパイクブーツ、ウェーダー、ライト類、虫よけ対策など準備は万全を期していただきたい。また、潮位や天候も必ず確認して無理せずに安全な釣行を。

<木村圭太/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
館山坂田の磯

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