今が旬のマアジ。堤防から手軽に狙えるうえ、料理のレパートリーも多い。今回は「マアジのマイルドみりん漬け」を紹介。自宅で簡単にできる加工食品としておすすめだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
余った分を加工
釣れたてのアジは、やはり刺し身が最高。一般的には2~3尾を刺し身にし、余った分は塩焼きなどにする。だが、ここでひと手前加えておくと、のちのち便利。
調理の方法は至ってシンプル。アジを3枚におろし、食べやすい大きさに切る。15~20cmなら、2等分がちょうどいい。同サイズであれば、腹骨と中骨を取らなくても食べる時に気にならない。ただし、これより大きいものは骨を取ったほうがよさそうだ。
割り下
食べやすい大きさに切ったアジをだし(漬けだれ)に漬け込む。割り下は次の通り。薄口しょう油0.5、みりん1、水3。味を見る際、「ちょっと薄いかな」くらいがちょうどいい。
漬け時間
漬ける時間は5~6時間。予めタッパーに移しておく。付けたまま家を空ける際は、水を少し加えておくと、味が濃くならない。すぐ食べない場合は、タッパーごと冷凍してもいい。
遠火で焼く
食べる時はグリルで焼く。甘(みりん)が焦げやすいため、遠火で10分前後。時間をかけてゆっくり焼き上げるのがコツ。魚の皮にこんがりと焼き目がつけばGOOD。
さらに余った分は?
さらに余った場合は冷凍保存がおすすめ。その際は、だしから出して汁気を切り、小分けしてキッチンペーパーに包む。これにラップをかけて冷凍。魚が重ならないように包むと、解凍しやすいことも覚えておこう。
そのまま干しても最高
最後は応用編として。冷凍する前に干しても美味しい。干すことで味が凝縮し、さらにうまみが増す。干す際は皿に並べ、冷蔵室内に1~2日放置しておけば、いい感じの干し物になる。冷蔵で一週間。冷凍すれば半年ほど持ち、保存食として重宝する。また、隣近所に配っても喜ばれる。
<松田正記/TSURINEWSライター>