初めての「海釣り施設(有料)」 【釣行前日~当日の流れを徹底解説】

初めての「海釣り施設(有料)」 【釣行前日~当日の流れを徹底解説】

初めて海釣り施設に行く人に向けて、前日から当日の流れ、さらには帰ってからやることまでを解説。具体的なタイムスケジュールに沿って紹介していこう。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 小谷)

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海釣り施設 海釣り公園

午前8時15分:待望の釣りスタート

まずは水汲みバケツで海水を汲んでおこう。軽く手洗いしたり、魚が釣れた時に一時的にキープしておくときに使う。いざ釣りを始めたら、先ほど教わった釣り方を参考に釣りを楽しもう。釣りはエサを付けてぼーっと待つイメージがあると思うが、案外忙しいことが分かってくる。付けたエサが知らないうちに取られていた、なんてこともしばしば。

無事に魚が釣れたら、最初に海水を汲んだバケツの中に魚を入れよう。夏場はバケツの中の水温が上がりやすく、かえって魚が傷みやすいのでそのままクーラーに入れてもおくのもいい。

初めての「海釣り施設(有料)」 【釣行前日~当日の流れを徹底解説】カサゴをキャッチ(提供:TSURINEWS編集部 小谷)

海釣りをしていると、アイゴ、ゴンズイ、ハオコゼ、フグなど、毒を持っている魚に出会うこともある。筆者はその昔、ハオコゼをカサゴと勘違いして軽く触って痛い目をみたことがある。分からない場合は、魚を手で触る前に、周りの人やスタッフに聞いてみよう。

午前11時30分:休憩

「潮止まり」と言われる時間帯など、どんなに好調に釣れていても魚の食いが小休止するタイミングが必ず訪れる。魚が釣れない時間帯は無理せずに積極的に休憩をとろう。ご飯を食べてもいいし、トイレがてら施設内を探検するのもいい。

釣りに熱中していると、ついつい水分補給も忘れがち。夏場は特に無理しないことが重要。熱中症にならないようにこまめに水分補給をしよう。売店で息抜きのためにお菓子や飲み物を買ってきてもいいし、他の人がどんな魚が釣れているかチェックするのもいい。

ちなみに、冬場に冷えてきたな、というタイミングで食べるカップラーメンは最高なので、ぜひ試してみてもらいたい。

午後12時30分:釣り再開

同行者も含めて、誰かしら釣れている人がいたら、その人をまねてみよう。ベテラン釣り師は頻繁に仕掛けやエサを変えていることに気づくはず。

初めての「海釣り施設(有料)」 【釣行前日~当日の流れを徹底解説】シロギスをゲット(提供:TSURINEWS編集部 小谷)

レンタル釣具だと工夫できることに限界はあるが、自分が釣れていないのに同じ仕掛けで魚が釣れている人がいたら、その人の動かし方をまねしてみるのも大切。そのちょっとした工夫が、釣果につながってくる。

午後4時30分:片付け開始

片付ける時間は、帰宅したい時間から逆算しよう。電車を使う場合は行き、帰りでほとんど時間は変わらないが、車を使う場合、帰るときは倍近い時間がかかることもある。「竿をしまえばおしまい」という感じではないので、余裕をもって純粋に片付けだけで30分かかるつもりで釣りをやめる時間を決めておこう。

逆に、閉園時間ギリギリまで釣りをしたい場合でも、同施設のようにレンタル釣具に時間制限がある場合は、施設のルールに従って返却が必要なので、その時間が釣りをやめる時間になる。持ってきた道具が濡れていたら、ビニール袋などに入れてからバッグへしまおう。

釣り道具をしまい終えたら、足元に落ちたゴミを拾い、エサや魚の体液で汚れた場所は水汲みバケツを使って洗い流そう。コマセと呼ばれるまきエサを使った場合は特に入念に流しておくこと。

釣り場で自身の出したゴミを回収することや、足元を洗い流すのは釣りをするときのマナーなので、これは必ず守ってほしい。

海水を使ったあとそのままにしておくと指先が荒れることもあるので、施設を出る前に手洗い場があれば石鹸で手洗いをしておこう。閉園時間は施設の外に出ておくべき時間なので、閉園時間30分前までには片付けを終えるようにしよう。

午後5時:釣り施設出発

慣れない早起きや、一日中外で竿を出していると、想像以上に疲れているはず。車の場合はいつも以上に休憩を取りながら帰ろう。

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