サーフでの投げキス釣りシーズン開幕 17cm頭に本命10匹キャッチ

サーフでの投げキス釣りシーズン開幕 17cm頭に本命10匹キャッチ

今年の冬も寒さが厳しかったが、3月中旬をすぎてようやく暖かい日も多くなってきた。 キスも港内などの深場だけでなく、サーフ周辺の浅場でも動き始めている可能性がある。あまり多くを期待せずに、午後の上げ潮を狙って、田辺・芳養の大屋へキスの動きを調べに出かけた。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)

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牧野博

初めて投げ竿を持ったのはもう50年近く前、関東で就職してからクラブに入会し、投げ釣りの面白さに魅了されました。根掛かりの多い砂地の磯場や河口内でわざわざ引き釣りをするという特異な習性があるほか、秋にはヘラ竿を持って汽水域を徘徊することもあるようです。

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和歌山県で投げキス釣り

3月20日、田辺・芳養の大屋の周辺をマークすることにした。昼食をとってからゆっくりと出かける。この日は連休の中日なので高速の渋滞が激しく、現地についたのは午後1時半を回っていた。

サーフでの投げキス釣りシーズン開幕 17cm頭に本命10匹キャッチ釣り場風景(提供:TSURINEWSライター牧野博)

当日のタックル

当日のタックルは、サオがスカイキャスターの30号、リールはZ45にミチイトPEライン0.6号+チカライトもPE、オモリはL型固定木オモリの29号、2本よりのかわりに2.5号単糸を50cmとり、その先にサヨリバリ5号の4本バリの仕掛けをつけた。エサはイシゴカイである。

まずは大屋のバス停下の浜に入り、4色前後の根の手前の砂地を探るが、キスは不在だった。波口の少し向こうでゴツゴツした魚信を伝えてきたのは13cmほどのキュウセン。欲を言えばせめて17~18cmあればより嬉しいのだが、旨みのあるきれいな白身なのでクーラーに入れる。一度刺身にしてキスと食べ比べてみようと思う。そのためには何とかキスの釣果が欲しい。そこで大屋トンネルの東側のテトラ際に移動することにした。

トンネル東のテトラへ転戦

サオをたたみ、徒歩で移動する。ここは風裏になるので少し暖かい。バス停下の浜と比べ、潮も若干濁り気味で、水温が高めであると思われた。夕方までここで粘ることにする。

沖に向けて投げてみるが、やはり魚信はない。そこで、潮が引いて芳養川河口のテトラ堤の中ほどに見える大きなシモリの方向、ちょうど東側に見える浜の沖方向をマークしてみた。

3~4色ゾーンでキス登場

これが正解だった。決して忙しいほど魚信があるわけではないが、上げ潮に乗ってシモリの周辺に回ってきたキスを捉えることができた。サイズは14~15cmであるが、3~4色ゾーンで退屈しない程度に魚信を送ってくる。ただし食い込みはやはり浅く、ほとんどが口の周りに掛かっている。

18cm前後のものも釣れたが、足元で抜き揚げる時におしくもハリ外れ。また、20cmオーバーの大きな魚信も一度捉えたが、食い込ませることはできなかった。それでもめげずに集中して探り、5時半過ぎまでに何とか2ケタに乗せた。この日の釣果はキス17cmまでを10匹、キュウセンが1匹だった。

サーフでの投げキス釣りシーズン開幕 17cm頭に本命10匹キャッチ当日の釣果(提供:TSURINEWSライター牧野博)

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