連日続いた暑さにはまいった。ここまで蒸し暑いと涼しい高原湖に逃げたくなるのも道理だろう。そこでオススメなのが長野県南佐久郡小海町にある松原湖だ。標高1123mの爽快さはダテじゃなく、下界35度以上の日中でも30度リミット。湿度も低いので快適に釣りができる。キュンキュンと引き込む小気味いい引きを味わいに旅行気分で出かけてみよう。
オススメの竿
高原湖なので晴れると早朝と日中の気温差が激しい。逆に終日曇天や前模様の場合は、その差が縮まる。
魚は適水温を求めて動くので、これをどう読むかが釣果のカギを握る。
傾向として太陽光が斜光する早朝や曇天はタナが浅く、光が垂直に刺し込む日中はタナが下がる。
さらに水面が波立っているかどうかでも魚の警戒心は変化する。ベタなぎだと表層の魚は警戒心が増すので、タナを探り気味に釣ったほうがいい場合が多い。
とは言っても夏場の同湖は浅ダナでほぼ決まるパターン。
深くても1m前後。浅いとカッツケでいい。
つまり水面直下~1m前後で、天候や風の具合を見ながらタナを探るのがもっとも効率的な釣り方だろう。
浅ダナなので手返し重視で釣りたい。であれば竿は8~10尺で十分だ。しかしそれは閑散時の話で、混雑時は魚が沖めに着くこともある。よって13尺前後までは準備しておきたい。
エサ選び
エサは両ダンゴがメインだが、これも閑散時や高活性時に限ったことであり、食い渋り、アタるのにことごとくカラツンなどになったらセットがいい。
過去の経験で夏にウドンセットが必要になったケースは少なく、多くはトロ巻きセットで解決できるはずだ。
しかしごくまれに、たとえば急な冷え込みなどで魚が口を閉ざしてしまったら、いよいよウドンセットの出番だ。食わせは力玉や感嘆などの軽めがよく、バラケは以下のブレンドをお勧めする。
粒戦50㏄+とろスイミー50㏄+水150~200㏄+数分放置+パウダーベイトスーパーセット200㏄+サナギパワー200㏄。
夏の食い渋りは抜き系よりも持たせ気味にする。