この時期の人気ターゲットといえば磯のグレ釣り。産卵期でもあり脂が乗り白子や真子がパンパンなグラマーな魚体、そして美味しい。しかし水温が低下すると魚の活性も低くなり、サイズは様々だが比較的高確率で釣れるグレ釣りでもこの時期はノーフィッシュで完敗ということもある。今回はその水温低下で低活性な状況をどう攻略するかを解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター石田一聖)
最終釣果と今後の展望
当日の釣果は、最大サイズのグレ42cmにトータルで5匹と満足のいく釣果だった。
当日のポイント
当日の作戦変更で功を奏したのは、やはりタナの大幅な変更。魚がエサを食っているタナを見極め、そこに仕掛けを丁寧にすばやく落とさなければならない。
ここ大分ではとにかくタナが深い。なので「困った時はサオ1本半」という言葉があるように、タナを1本半ほど取ってみると、特に足元から深い磯ではそのタナで食ってくことがよくある。この時期にサオ2本で釣れたなど、グレ釣りではあまり聞かないようなタナで釣れることがよくある。しかしそれだけ深いとグレ釣りの基本中の基本であるまきエサとさしエサの同調が極端に難しくなるので、まきエサのまき方にもテクニックは必要なので注意したい。
今後の展望
これから春にかけて水温も少し安定してくるものと思われるが、産卵が終わると一旦また渋い状態が続く。その後は他の魚の活性が高くなり、今度はエサ取りが増えその対策が必要になる。
ハイシーズンからは想像もできない難しい釣りだからこそ挑戦しがいのあるのが、低水温のグレ釣り。是非テクニックを磨くためにも挑戦してみては。
<石田一聖/TSURINEWSライター>
ふかしま丸
出船場所:蒲江