【中古釣り具】のメリット&デメリット 購入時の確認ポイントも紹介

【中古釣り具】のメリット&デメリット 購入時の確認ポイントも紹介

様々なもので中古品を活用することが一つのブームになっている昨今、釣りの世界でもここ十数年で中古品の市場がかなり拡大してきたように感じる。ここではそんな中古釣り具のメリット、デメリットや購入時のポイントについてまとめてみた。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)

牧野博

初めて投げ竿を持ったのはもう50年近く前、関東で就職してからクラブに入会し、投げ釣りの面白さに魅了されました。根掛かりの多い砂地の磯場や河口内でわざわざ引き釣りをするという特異な習性があるほか、秋にはヘラ竿を持って汽水域を徘徊することもあるようです。

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中古釣り具について

近年3Rという言葉がよく登場する。Reduce(廃棄物の減量)、 Reuse(モノの再使用)、Recycle(再資源化)の略であるが、様々なもので中古品を活用することも一つのブームになっている。釣りの世界でもここ十数年で中古品の市場がかなり拡大してきたように感じる。筆者も中古釣り具を眺めたり触ったりするのが好きで、購入して使用しているものも多い。ネットオークションなども盛んに行われているようだ。

しかし購入して使用する場合には、やはり中古品として注意しなければならない点もある。水温が下がって魚の活性が低いこの時期、どうしてもサオやリールの手入れをしたり、仕掛けを作ったりとインドアフィッシングの機会が多くなるが、特にビギナーのアングラーに参考にしてもらえたらと思って、中古釣り具のメリット、デメリットや購入時のポイントについてまとめてみた。

【中古釣り具】のメリット&デメリット 購入時の確認ポイントも紹介中古釣具をうまく活用しよう(提供:TSURINEWSライター牧野博)

中古釣り具のメリット

中古釣り具には、新品にはないメリットがいろいろある。集約すれば次のような点になる。

1、安くあがる

例えば投げ釣りのタックル一式(仕掛けやオモリを除く)を新品購入することを考える。これから投げ釣りを始めてみようとする人が使いやすく、釣行を重ねていってもある程度長く使える道具を想定した場合の価格ゾーンだと、

サオ(並継 20~27号クラス):30000~40000円
リール(投げ専用):15000~20000円
PEミチイト(0.8~1号):2000~5000円
PEチカライト: 1000~2000円 

以上を合計すると、48000円~67000円となる。サオの価格が高いのが目に付くと思う。

ヤング層のアングラーには古い話を聞かせてしまって恐縮だが、これでもずいぶんサオの価格が、コストパフォーマンスという点で妥当な線に落ち着いたような気がする。約40数年前になるが、初めてカーボンの並継投ザオが登場した頃の価格は70000~100000円のものが普通だった。これは、当時のサラリーマンの初任給の手取り額が全部飛んでしまう位の金額だったのである。

いま、その当時よりも素材の性能もよくなり、使いやすくなったことを考えれば、恵まれた時代であるといえる。逆に上級モデルはもっと価格帯が上がったので、悪く言えば二極化したともいえる。

しかし、同等のタックルを(ミチイトやチカライトを除いて)中古品であればほぼ半額で購入できる。これが中古釣り具の一つのメリットだと思う。ただし、後述する注意点をしっかり押さえておくことが必要になってくる。

2、懐かしのタックルに出会える

ある程度長く釣りをやっているアングラーなら、昔あこがれていたサオやリールの銘柄がいくつか思い出されると思う。こうした釣り具に思いがけなく出会えるのは中古釣り具の楽しさといえる。

例えば筆者が使う投げ専用リールには、中古で購入したものもある。もう既にレトロの領域に入っている年代の物であり、現在のタックルと比べれば内蔵されているベアリング数やストッパーの機能など、比べることはできないかもしれないが、それが新品で販売されていた当時は高価で、店頭で眺めているだけであった。

全て日本製のものであるが、古くても充分使えるし、現在の中級モデルよりもむしろ軽量で丈夫なものもある。昨今、車の世界では旧車のスポーツモデルや高級セダンなどが非常に高騰しているようであるが、中古釣り具の場合はもっと気軽に、レトロタックルを楽しむことが可能だ。

【中古釣り具】のメリット&デメリット 購入時の確認ポイントも紹介憧れだったアイテムが手ごろな値段で買える(提供:TSURINEWSライター牧野博)

中古釣り具のデメリット

以上述べてきたようなメリットがある一方で、中古釣り具を実際に購入して使用する場合には、注意しておかなければならない点もある。それを簡単に述べてみようと思う。

1、保証や修理が効かない

新品の場合、商品にもよるが、保証書がついている場合が多いので、通常の使用中にそれに定められた範囲で、無償修理してもらえる場合もある。しかし中古品の場合は保証書がないことが多いので、その場合は新しい年式のモデルでも有償の修理になる。

これはある釣り具の量販店で教えてもらったのだが、メーカーで修理用の部品をストックする期間も、最近はどんどん短くなっており、せいぜい3~5年程度であるとのこと。中古品の場合は、修理が有償になる、あるいは不可能であるというリスクを考えておく必要がある。

2、破損などのリスクがある

中古品には、さまざまな履歴の商品がある。例えば、前の所有者が予備タックルとして所有していたサオやリールで、ほとんど使用されていないものがあったり、逆に非常に使い込まれたものもある。長年使い込まれたタックルでは、当然素材の劣化が進んでいるし、例えばサオだと、使用中に生じた傷などが、素材の内部にまで達していることがある。

こうした素材のクラックは、肉眼でわからない場合も多く、ストレスがかかった時に折れる原因になる。また、そこまでいかなくても、ガイドの破損、リールシートの巻き糸の緩みなどの小さなトラブルの場合、自分でガイドを購入して糸巻きを行って修理するという対応も必要になってくる

以上のようにメリットとデメリットが混在しているのが中古釣り具である。筆者も時々購入しているが、失敗だったケースもあるし、うまく使いこなせているものもある。

では、実際に中古釣り具を店頭で購入しようとするときに、チェックするポイントについて簡単に説明してみたい。当然、より詳しい知識を持つアングラーもおられると思うが、サオとリールについて主なポイントを見直してみたい。

次のページで道具別に購入時チェックポイントを紹介!

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