【2022年】渓流釣り基本装備を解説 安全&快適な釣りは釣果にも直結?

【2022年】渓流釣り基本装備を解説 安全&快適な釣りは釣果にも直結?

渓流釣りを始めるにあたって覚えておきたいことはいろいろあるが、今回は渓流釣りの基本的な装備について解説しよう。しっかりした装備は安全&快適な釣りにつながり、最終的には釣果につながる重要ポイントだ。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・津曲隼丞)

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淡水の釣り 渓流釣り

目次

その他の装備

渓流釣りのその他の装備を確認しよう。

帽子

釣り用は、つばが長く強い日差しにも対応している。熱中症やケガ防止の観点からも必携。

偏光サングラス

偏光サングラスを掛けて、仕掛けに取り付けた小さな目印を常に追いながらアタリを確認しなければならない。また、水面下の状態が分かるので、底石の有無や水深の目測など、いち早く情報を得ることができる。

さらには、草薮を漕ぐ場合や紫外線による目の保護になるので必須アイテム。

レインウェア

渓流という環境で釣るので、常に水にぬれやすい状況になる。ぬれて体を冷やすとモチベーションも下がってしまう。特に肌寒い春先は上着に防水や撥水性のあるレインウェアを着用するようにしている。渓流釣り用は通常のレインウェアよりも短く、川に立ち込んでもぬれにくい。突然の風雨に対応できるようにフード付きの防水・透湿性のあるウェアを選びたい。

グローブ

渓流釣りは山歩きを兼ね、時には高巻きなど手を付くケースが多いので、手の保護のためにも着用したい。また、春先はネオプレーン製が手先の冷えを抑えてくれる。5本指が出るタイプが使いやすいだろう。リリースする際に素手で魚体を触ると魚が火傷を負い弱るので保護の観点でも着用している。

フォーセップ

魚がのみ込み、ハリが簡単に外れない場合が多いので必須。手返し良く外すためにはフライで使われる小型のフォーセップが重宝する。個人的には専用ハリ外し器よりも扱いやすい。ペンチの要領でハリ軸をつまんで一度奥に押し込んでから手前に引き抜くと簡単に外れ、魚のダメージを少なくする。

ハサミ・ガン玉外し・オマツリほどき(ニードル)

ゴム張りはともかく、ガン玉は素手では取れないのでガン玉外しは必携。また、細イトを多用する渓流釣りはイトが絡みやすい。ニードルに似たオマツリほどきの専用器具があると解消できる。

タモ

源流・渓流用には25cm、開けた渓流・本流用に28~30cmの渓流用タモを使用している。

エンドロープ

タモの流出防止となる。

魚籠(ビク)

開けた渓流域や本流ではリリースも多く取り入れているので、アユ用の引き舟で魚を活かして、ゲーム感覚で釣果を楽しんでいる。

高巻きなど必要とする一般渓流~源流域では持ち帰り用に保冷しておくためのクーラータイプのビクを使う。保冷材よりも砕いた氷が新鮮に保存できる。

ウェーダー

渓流を快適に釣り歩くためには防水のウェーダーが必須になる。川を渡渉することが多いので、水の侵入を防ぐためにも胸まであるチェストハイがお勧め(転倒時、水の侵入防止のため腰にベルトを着用すること)。

【2022年】渓流釣り基本装備を解説 安全&快適な釣りは釣果にも直結?一般的なもの(左)とフィットウェーダー(提供:週刊つりニュース西部版APC・津曲隼丞)

本流釣りや水温の低い春は保温性や水抵抗を軽減できるネオプレーン製のフィットスリムウェーダー+アユタビのスタイルをお勧めする。

暑くなる初夏からはチェストハイウェーダーを中心に、源流域では速乾性のトレッキングパンツ+フェルトシューズの沢登りスタイルで積極的にぬれるスタイルの方が快適だ。

遊漁券(証)

ヤマメ・アマゴの生息する河川のほとんどが漁業組合の管轄になっており、増殖の維持は、その漁協による放流により多くが維持されている。釣りを行う場合は釣果に関わらず、あらかじめ遊漁券を購入する必要がある。

遊漁証不携帯・禁漁期間(主に10月1日~2月末日)・全長(主に15cm以下リリース)などルールが定められており、違反すると罰則対象となるので注意したい。詳しくは各漁協へ問い合わせてほしい。

近年はインターネットで遊漁券購入も可能な漁協も増えてきている。多くの漁協の遊漁券がネット購入できれば、渓流釣りへの敷居も低くなることだろう。

<週刊つりニュース西部版APC・津曲隼丞/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2022年2月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。