1月8日はダメ元でアジを狙って四日市港へ釣行した。満潮まで実績場を探ったが、案の定アジは不発。下げ潮にかわってからメバルは狙い通り本命を2匹キャッチすることができたので、その模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
四日市港でメバリング
年末まで釣れていたアジが、四日市港から姿を消してしまった。雪代の流入による水温低下か、それとも他の要因か。12月に入ってから少しずつ数が減っていたので、元々そういう時期だったのかもしれないが、少し未練もあったので1月8日にダメ元で釣行した。
午後8時ごろから満潮の潮止まりまで、水深のある場所を中心に今シーズンの実績場を探った結果はアタリもなし。ここは潔く、敗北を認めようではないか。
とはいえ、このままでは帰れない。そこでタックルはそのまま、下げ始めの1時間だけふ頭周りでメバルを狙ってみた。
ジグヘッドは0.4g。パワーイソメをセットして、岸壁際や明暗の境目を中心に探っていく。
セイゴ祭りもメバルの姿見えず
しばらく反応は渋かったが、やがて潮が効き始めるとアタリも多くなってきた。とはいえ、ヒットするのはセイゴばかり。予想以上に高活性だ。
ならば表層は諦め、次は1.5gのジグヘッドでボトム狙い。こちらはカサゴ時々タケノコメバル、所により一時セイゴといった状況だが、メバルはどこにもいない。
となれば中層だが、水深のあるふ頭周りでの中層狙いは予想以上に難しい。ウキ釣りや胴つき仕掛けならいざ知らず、軽量ジグヘッドなのだ。仮にアタリが出たとしても、次のキャストで同じレンジを正確にトレースできる腕は、私にはない。
そんな訳で、中層はバーチカルに探っていく。足元に投入し、着底したらゆっくり巻き上げながら縦に誘う。しかし、ここでもヒットの大半はセイゴ。
待望の19cmメバル
そこで再び0.4gに戻し、表層を再調査。メバルが着きそうな岸壁のエグレを超スローで探ると、サオ先に微妙な重みが伝わってきた。
もしやと期待しながら聞きアワせると、セイゴとは違う手応え。カキ殻に擦られないよう慎重に壁から引きはがし、そっと抜き上げたのは念願のメバルだ。今シーズン、アジの外道としては何匹か釣っているが、これは狙って釣った本命。19cmとサイズは微妙ながら、うれしい1匹だ。