愛知県・南知多町の豊浜海釣り公園へマイワシのサビキ釣りに出かけた。極寒の釣りで問題点もあったが、釣果はマイワシが109匹、サッパ40匹と十分すぎる内容。イワシ料理も堪能した釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
豊浜海釣り公園でマイワシ釣り
愛知県・南知多町の豊浜海釣り公園でマイワシが釣れだしたとの情報を得て、早速妻と行くこととした。
昨年は堤防からのサビキ釣りでマイワシをキャッチしてとてもおいしかったので、今年も釣果情報でマイワシを追っていた。
釣り座を確保するため12月17日の深夜に出発。天気予報では冬型の気圧配置となり、東海地区でも初雪が降るかもしれないとのこと、マイワシが釣れだす夜明け前は曇りの予報だったので、なんとか釣りはできそうだ。
自宅を午後10時に出発して、途中のコンビニでパンとおにぎりを購入し現地には午前1時ごろに到着した。ちょうど雪が降り始めて強風が吹いていた。気温は3度だが体感温度は極寒で、まるでスキー場か、氷上のワカサギ釣りに来たようだ。
釣り座確保のため、桟橋の中央部付近にクーラーボックスを置く。妻が事前にお湯とカップスープ、カップラーメン、インスタントコーヒーを準備してくれたので、車内でコーヒーとカップスープを飲んで暖を取る。
極寒のなかスタート
そして5時30分、空がだんだん薄くなってきたが、暴風は収まらず雪も強まり釣りができるのか少々心配になってきた。
6時、風が収まりだしたので、試しにサオを1本だけ出して様子を見ることにした。風は少々強かったが、仕掛けが大きくあおられることもなくサオを振れるので、なんとか釣りはできそうだ。
6時15分ごろ、隣の釣り人にサッパが掛かったのを見て、釣れそうだと思い車で待機している妻を呼びに行って2人で釣りを始めた。
6時30分、私のサオにアタリがあり、上げてみるとサッパだ。寒さで手がかじかんで魚をうまく外すことができず苦労した。極寒という状況で普段では気が付かなかった問題点が見えてくる。
マイワシ入れ掛かり
私が釣った後、すぐに妻にもアタリがあり、サッパとマイワシをキャッチ。最初はサッパだったが、そのうちマイワシが交じるようになった。やがてマイワシの活性が上がり、仕掛けを投入するだけで3~4匹全てマイワシが食ってくる。
短時間で水くみバケツはマイワシでいっぱい。表層付近にいて、アミエビに群がる様子が目視できる。7時半ごろになると活性が落ちてなかなか食わなくなったので、表層付近で10cmくらいの間隔で、仕掛けをゆっくり上下させると食ってきた。活性が落ちた後はこのようなアクションが有効かも。
途中休憩を挟みながら、十分釣果が確保できたので、9時ごろに納竿とした。周囲を見てみると釣り人がかなり入れ替わっている。釣り桟橋は人は多いが、ある程度釣れると引き上げる人も多く、入れ替わりが早い。
この日は悪天であることは予報で分かっていたので、人は少ないだろうと思っていたが、予想以上の釣り人が来ていた。
極寒状況に対策必須
今回の気づいたこととして、この時期はアミエビが溶けにくい。前日の夜に購入したアミエビを野外に置いていたが、十分に溶けずシャーベット状になって、カゴに入れて投入すると浮いてしまう。海水でさらに薄めて使ったが、十分に溶かしておく必要がある。
また極寒で手がかじかむため、細かい作業ができなくなる。手の温度を保つために極力露出を避ける必要がある。フィッシンググローブやアジバサミを使うことで露出を避ける。
豊浜釣り桟橋の床面は格子状になっているので、ハリから外れたマイワシが格子状の穴から魚が落下する。手がかじかんでいるので、なかなか魚を拾えない。シートなどで床面を覆うことを勧めたい。私もシートを準備していなかったため、5~10匹くらいは落下させてしまった。