サカナをさばいた時に手に残る嫌な生臭さ。それをとることが出来ると言われているのが「ステンレス石鹸」です。どうしてステンレス石鹸で手をこすると臭いがとれるのか調べてみました。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
その他の臭いを取る方法
ステンレス石鹼の他にもサカナの生臭さをとる方法はいくつかあります。
一つ目の方法がレモンなどの柑橘系の果物を使う方法です。レモン果汁に含まれているクエン酸には殺菌作用があり、手についた細菌を分解してニオイを落とす効果があります。石鹸で手を洗ったあとは果汁を少し垂らしてよく擦り込ませましょう。
また、クエン酸も同様に有効で、お酢を水で2倍くらいに薄めてから手を擦り洗いすることで同じようにニオイをとることが出来ます。
二つ目が塩を手につけてからすすぎ洗いするというもの。塩には手のニオイの原因となる細菌を分解する作用があります。サカナを触ったあとに塩を手につけて水ですすぎ洗いするだけでニオイを落とせます。
しかし、手や指に傷がある場合は、痒みや痛みを起こす原因となりますので注意が必要です。
入手は簡単
ステンレス石鹸は意外にも100円ショップなどでも取り扱いがあり、非常に簡単に手に入れることが可能です。
効果に対しては確かに自称されたわけではありませんが、筆者もサカナをさばいた後に手をステンレス石鹸でこっすたことで匂いが落ちたと感じた経験があります。
いきなり購入するのはためらう人は水道の蛇口などで手をこすってみるといいでしょう。衛生的にはあまりお勧めできませんが、効果を感じることはできるかもしれません。
<近藤 俊/サカナ研究所>