自身の飲み物や食べ物はもちろん、釣った魚の持ち帰りに、釣りの必需品と言ってもいいクーラーボックス。暑さが増すこれからの時期は特に冷たさを保ちたいもの。今回は3つの使用方法でクーラー内の温度を比べ、保冷力の検証を行った。参考にしてほしい。
② ペットボトル氷+塩水
家庭の冷凍庫でも作りやすいペットボトル氷も同容量で塩水を入れたもので検証。
同じ時間で庫内は30から22度(約8度低下)となり予想通り中間的な数値となった。
やはりペットボトルという容器があるぶん、直接冷えないという印象。それでも、海水を入れて処置すれば氷単体以上に冷却能力をしっかりと発揮した。
特徴は以下の通り。
・簡単に作れる
・飲み水になる
・溶けたら容器が邪魔
小さいひと口サイズ~焼酎用ボトルなどの特大まで手軽に用意できる器として最適。フタをしっかり締めておけば海水と混ざらないので、非常時の飲料やタックルを水洗いするなどで使うことができる。
ブロック氷と異なり溶けると容器が残る。意外と大きなスペースを取ってしまう。
③ ブロック氷+塩水
4時間で庫内の温度が30から20度に。やはり塩水の効果は大きく、短時間で庫内を一気に冷やすことができた。海水を入れない場合と比べて氷の溶けは速く、ブロックの大きさは小さくなっていた。
以下の特徴があると言える。
・庫内を速く冷やすことができる
・溶けるのが速い
とにかく早く冷やしたい場合は塩水の効果は絶大。魚が釣れたら必ず海水をクーラーに入れること。
溶ける時間が速くなるので氷を補充することで解決できるが、氷を補充したぶんだけクーラーは重くなる。クーラー下部の排水口などからまめに水を捨てて(全部は抜かない)軽くする必要がある。