釣友と「少し早いが正月用のマダコを釣りに行こう」と話盛り上がり、茨城鹿島の長岡丸を訪れた。当日は終始ウネリがあり、マダコの活性は低め。乗りはイマイチだったが、オデコなしの釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・大村 隆)
根掛かりに要注意
船長は海底の地形をみて、ここぞというポイントを次々に探ってくれる。隣席の釣友・町田さんが根掛かりを連発して悪戦苦闘している様子を見ていると、こちらも根掛かり。
「やってしまったか」と思いつつ、ミチイトを張ったり緩めたりしているとジワリと浮くマダコの感触に変化。すぐに竿尻を腹に当てて巻き上げ開始。船が波上になったときは巻く手を止めて、波下で緩めないよう注意。やがて1kgを超えるサイズが浮上して、釣友がタモ取りしてくれた。
沖釣りと野菜作りに魅了された左舷胴の間の稲見さんは、一昨年、鹿島に移住したという。彼の竿はかなりの重量を受け止めて見事な放物線を描く。やがて目を見張るほどの良型が浮上して、タモに収まった。2kgを優に超えるグッドサイズを手に「こちらの生活は快適だよ」と至福の笑顔。操舵室から様子を見ていた船長も嬉しそうだ。
ウネリに苦戦もオデコなし
その後もこまめに移動を繰り返し、新たなポイントを次々探っていく。そのたびに船中では誰かの竿が曲がり、良型が次々取り込まれていく。
左舷トモの釣友・滝澤さんと、マダコ2回目の信太さんも順調に数を伸ばしていく。
私は終盤に2kg近いサイズを追釣して、正午に沖上がりした。
当日は終始ウネリがあり、マダコの活性は低め。乗りはイマイチだったが、2.7kg頭に1~5尾でオデコはいなかった。
師走になれば「渡りのタコ」が入ってくるので数・型ともに期待大。再度のチャレンジを誓って帰路に就いた。
<週刊つりニュース関東版APC・大村 隆/TSURINEWS編>