秋も深まり、冬が近づくころに美味しくなるサカナがいます。それが「カワハギ」。肝が大きくなり、フグに例えられることもあるカワハギの生態について調べてみました。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
カワハギは飼育も簡単
カワハギは飼育するのも非常に簡単と言われています。
水槽、ろ過器、ヒーター、規定濃度通りの人工海水といった最低限の設備で飼育が可能です。
食欲も非常に旺盛なため、どんなエサでも食べてくれます。基本的にどんなものでも食べるので、飼育を始めた当初は匂いの強いものを与えてみるといいでしょう。例えばスーパーに売っているシーフードミックスを細かく切ったものなんかもオススメです。筆者も過去に飼育経験がありますが、その当時はお好み焼き用のエビをエサに与えていました。
人間にも懐く
カワハギは人間にも慣れやすく、手からもエサを食べてくれるほど人懐っこい性格をしています。
また、水槽に慣れてくるとあまり隠れたりすることもなく、スイスイと泳いでくれるので、見ていても飽きないサカナと言えるでしょう。ただ気性の荒いカワハギも中に入るので複数飼育する場合は注意が必要です。
釣ったカワハギが可愛くてちょっと食べるのが惜しい場合はぜひ飼育にチャレンジしてみてください。
<近藤 俊/サカナ研究所>