盛夏の鮎トモ釣り攻略:レベルアップを目指す全ての人へ【徹底解説】

盛夏の鮎トモ釣り攻略:レベルアップを目指す全ての人へ【徹底解説】

一部を除きほとんどの川が解禁して、皆さんトモ釣りを楽しんでいるとは思うが、梅雨明けするとトモ釣りの盛期を迎える。今年の長良川も天然ソ上は順調で、盛期の7~8月は大勢の人でにぎわいそうだ。梅雨明けすると水温の上昇とともにアユはコケをはみ、天然ソ上のアユは大きく成長し、放流アユも適度に散ってトモ釣り本番となる。なんといっても盛期のアユは20cm上に成長して、アタリと引きが強いのが魅力だ。今回は盛期のアユ攻略を紹介したいと思う。

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淡水の釣り アユ釣り

レベルアップのためのポイント

盛夏の鮎トモ釣り攻略:レベルアップを目指す全ての人へ【徹底解説】考えながら釣る。

①パターンをつかめ

パターンとはなんぞやと知り合いによく質問される。私的な考えだが、パターンとはそのときのアユの状態が手に取るように分かることかな。

②その時のアユの状態を知る

釣れたアユの色は黄色いか、白いか。追って釣れてきたのか、群れアユが釣れたのか。群れが密集した群れか、離れて群れているか。

③瀬が釣れていれば瀬を中心に釣りを組み立てる。

瀬の中でも石裏か、石頭か。流れの巻いた所か、流れの筋か。
浅い所か深い所か。石の色はどうか。コケは茶色か黒か。石の大きさや形はどうか。岩盤なのか玉石なのか。時間帯は朝か昼か夕方か。

細かいことを言ったらキリがないが、だいたいこんなことを釣りながら考える。
1匹1匹釣りながら、その時のアユの状態がどんな感じかなと思って釣り、徐々にパターンに近づいていく。

何年も釣りしていると、同じような状況にあったときに、すぐパターンに気づくことがあったり川に入る前にパターンが見えるときがある。朝からパターンが分かれば爆釣する。

アドバイス

盛夏の鮎トモ釣り攻略:レベルアップを目指す全ての人へ【徹底解説】タモいっぱいに広がる夏の香り。

掛けバリはこまめに交換しよう。オトリ交換の際や場所移動したときには、指でチェックして少しでも刺さりが悪ければ交換。面倒くさいは絶対ダメだ。

元気なオトリとハリ交換をして10分以上掛からないときはポイントを移動しよう。

またオトリを触る前に川の水で手を冷やすこと。冷やさず触ると、オトリが弱る原因になる。

毎回課題を1つ設けて釣行すると上達する。例えば「今日は引き抜きの練習」とか、「今日は徹底的に泳がせ」とかなど。仕掛けも水中イトや掛けバリを課題にして、いろいろと試したらレベルアップのきっかけになる。いくつも課題を設けるとごちゃごちゃになるので、1つ1つクリアしていく感じでいい。

また場所がマンネリ化しないように毎回場所を変える。変えることでマイポイントが増えたり、攻略のバリエーションが増える。2時間釣れないときは思いきって車で移動してみる。例えば本流域はダメでも、支流に移動して入れ掛かりなんてことも。下流域はダメでも上流域は釣れたりなんてこともある。

盛期のアユ釣りを存分に楽しんでいただきたい。

<週刊つりニュース中部版 APC・渡邉敦/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2018年7月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。